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2024年3月 7日 (木)

22世紀型教育準備へ(32)リベラルアーツの現代化とか文理融合とか教科横断型とか学際的とか

★表題にあるようなキーワードが世には溢れています。それぞれの人がそれぞれの想いで語ることは大いによいことです。お互いに手の内を明かして、対話することによって、理想に近いでもそこに向かうだけで理想にはいきつかない持続可能な対話の過程が世の中を平和に導くでしょうと私は楽観的なのです。

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★立命館大学や東大などが、アートデザイン学部や文理融合型の5年制のコースなどに着手するというのは、すでにICUや秋田国際大やAPUなどで実践してきたことに再び光をあて、アップデートするという動きなのかもしれません。

★私は、リベラルアーツを3つの技術に置き換え、それぞれの技術が生み出すあるいはその技術を活用する能力を図式化してみました。言語的技術は、説明的能力にとって必要で、どの教科にも欠かせません。

★数学的技術は、検証的能力に必要だし、やはりどの教科にも必要ですね。

★美学的能力は、発想や新しいものの見方、気づきなど、つまりこれらを生み出す能力を直観的能力と呼ぶと、あらゆる教科で必要です。

★今、「教科」と言いましたが、これは「学び」という次元でも同じことです。「探究」そして「研究」という次元でも必要です。

★ですから、この私が思うリベラルアーツの現代化は、文理融合的だし、学際的だし、教科横断型だと思います。

★こういうと、そんなの主観的だあとマウントする方がいると思いますが、世界に通じる科学的エビデンスはなさそうなので、それぞれどう考えているか対話して、アップデートしていけばよいだけだと思います。

★私の主観は、対話によって相互主観になって、やがてはスタンダードになっていくという可能性がないわけではないでしょう。正解は一つではないということで^^)。

★そうそう、言語的技術は「思い」の技術で、数学的技術は「考え」の技術で、美学的技術は「動き」の技術という意味で、「思考動」という言葉も使いたいと思っています。行為的直観を思考すると置き換えてもよいかもしれません。

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