2025年変化する中学入試(31)浅野の経営改革のインパクト!
★浅野中学が2025年度入試から、定員を270名から240名にシフトします。かつて栄光にしてもフェリスにしても定員を増やしたということはありますが、人気が高め安定しているにもかかわらず減らすということはものすごい決断です。東京の女子校共立女子は、人気がある中で、やはり定員を減らしました。そして、同時にその経営改革は教育の質をアップさせるベクトルが大きく作用しました。現状も人気校ですから、浅野も同じように今回の経営改革は、今まで以上に生徒1人ひとりの状況に合わせて総合的な力を伸ばしていくでしょう。
(首都圏模試センターの中学受験サポーター渋田先生と浅野の古梶校長との対話)
★上記の動画の中で渋田先生がインタビューしているように、順次学費を改訂していくということです。これは経営の面と教育の面の両面で社会的インパクトを与える可能性大です。
①急激な少子化と経済的不安定さを見通し、定員を少なくし学費をあげる傾向が社会に広がる契機。
②生成AIの凄まじい進化に応じて、少人数で対話ができる新しいカリキュラムプロデュースが増加する。
➂私立学校全体の教育の質がアップする。
④口頭試問型の大学入試の道を広げる可能性がある。
➄海外の富裕層の生徒が日本の私立学校になだれ込む可能性大。
★もっとほかに影響は出ると思います。私学同士の競争が緩和するけれど、私学と公立のビジョンの違いが明快になる可能性があります。実質的公平性か形式的公平性か。社会全体をみんなで考え創っていく時代がやってきます。
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