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2024年3月20日 (水)

不易流行の時代(05)八雲学園 日常がグローバルリーダーフル 共学1期生卒業

★先日八雲学園では、共学1期生の卒業式が挙行。近藤校長先生はこう語りました。「入学時から『他人に優しく 自分に厳しく』という気持ちを忘れずに、男子はナイト、女子はデイムを目指してくださいと言ってきましたが、みなさん立派になったと思います。八雲学園ではコロナ禍でもあきらめず何ができるかを考えながら行事などを行ってきました。みなさんも、今後困難な状況におかれても、あきらめず、できることを考えて行動してください。」

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★本当に男子はナイトに、女子はデイムとして活躍する道を開きました。自分に厳しく他者には寛容というのは、グローバルでクリエイティブなリーダーの大きな特色です。

★6年間、イエール大学との国際音楽交流など破格な行事が毎年あったわけです(コロナ禍でこの学年はすべてではなかったのですが)。文化体験もコロナ禍以外は、毎月のように能や歌舞伎、ミュージカル、映画など日本の歴史と文化を体験しつつ、欧米の作品にも触れるという本物志向です。ラウンドスクエア加盟校同士の交換留学も頻繁で、日常がすでにグローバルな環境なのです。

★コロナにもめげずに、タイミングを計って、サンタバーバラをはじめ9カ月留学などの経験も積みました。この留学は八雲学園まったくのオリジナルです。毎朝のように黙想や瞑想から始まり、自分に向き合う時間をもつことを大切にしています。またラウンドスクエアで先輩たちが参加したバラザ式対話も創発的な時空です。最近国際連合の会議や企業でも問題解決の前に、多角的な発想をシェアするOSTが活用されますが、そのルーツはこのバラザです。

★海外大学準備教育はUPAAに加盟しているので、多くの生徒がこの制度を活用しています。

★また言語能力と理数のプロジェクトが豊かなだけではなく、吹奏楽、コーラス、軽音楽部そしてミュージカル部のグリーも活躍するほど音楽的才能を磨いています。実質これらはリベラルアーツです。

★このリベラルアーツ的素養は、ラウンドスクエアの加盟校から留学に来る生徒とコミュニケーションをとる時に深まりを生み出す必須の教養なのです。

★このような6年間を暮らすからこそ、生徒1人ひとりの個性と八雲学園の建学の精神が響き合い、生徒も八雲学園も魅力的なマインドを豊かにしていくわけです。本質と革新の絶えることのない融合。八雲学園の不易流行は上質かつパワフルです。それゆえ、生徒1人ひとりがグローバルリーダーとして巣立ちます。一部の生徒だけではなく、全員がリーダーの使命を引き受けます。グローバルリーダーフルな学園なのです。

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