2025年変化する中学入試(17)桜美林 総出願数前年対比増の私立中学入試市場における重要な意義 希望のシステム
★首都圏模試センターの2月2日現在の出願倍率速報で、桜美林はすでに総出願数前年対比100.3%。最終的にはもっと増えていると思いますが、微減と言われる今年の中学入試市場で、この状況はすばらしいと思います。スコアがよかったとかそうでないとかそんなことではないのです。桜美林のような日本の教育の歴史のみならず、戦後民主主義を支える人材を輩出してきたそのシステムが不易流行よろしく持続可能であるということが、とても日本の教育にとって宝物なのです。
★第二次世界大戦後の焼け野原の日本社会を救った教育者は大勢いますが、皆忘れられています。しかし、桜美林は、学校システムとして建学の精神を不易流行というカタチでそのときの希望の光を持続可能にしています。このことがもう100年たって振り返った時に、あの大きなリスクに囲まれていた2024年に踏ん張っていたのだと歴史的意義が語り継がれていることでしょう。
★年末にお話をお聴きしたときに、堂本校長と協働してこの希望のシステムを持続可能にする組織のすばらしさが、有馬教頭と宇野国際部長のお話から伝わってきました。
★このような学校が選ばれ続けることは、日本には希望があります。私はそう確信しています。
★桜美林の過去・現在・未来を円環する歴史的意義については、上記の動画をぜひご覧ください。受験生のみなさんは、今なら本質の光が射しているので、大いに響くと思います。
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