22世紀型教育準備へ(03)三田国際 MITaへ
★三田国際学園の副校長今井誠先生から、教育関係者に、2024年度の中学入試の結果データがリリースされました。今井先生によると、今年の入試の特徴としては、同時出願回数を5回から3回にする募集要項の内容変更により1)延べ出願数は若干減少したものの、実出願者数は増加。2)受験率の上昇 特に2/1第1回は最大で92.7%と平均しても90%を超えているということです。しかし、何より驚愕なのは、さらりと次の声明を出しているところです。
(イメージはbingが作成)
★来年度にはサイエンス環境をさらに充実させるために「ラボ棟(仮称)」を増築するというのです。そこでは、ロボット開発やデータサイエンスといった、これまでのラボとは異なるサイエンスの新しい拠点とするのだと。ロボティクスやビッグデータ解析に精通した教員も生徒たちとともに学べることを楽しみにしているということです。
★もう、大学になってしまおうということですね。
★これは22世紀型高大連携です。大学が高校に何か教えるという関係ではなくて、三田国際がある一定の大学の研究領域を学んでしまうということです。それに大学がついてくるという逆ベクトルが作用するわけです。資金調達はどうするのか?ハーバード大学流儀でいけばよいのでしょう。
★ともかく、医療系とコンピュータサイエンス、国際政治経済などは、高校生段階でどこまでも研究できるのです。
★三田国際は中高でありながら、MITaになるわけです。そんなことができるのか?AI時代とは、大学入試自体をショートカットするということを意味します。22世紀のビジョンが三田国際にあります。三田国際の中学生が人生百年時代ですから、22世紀でクリエイティブリーダーとして大活躍しているのが想像できますね。
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