22世紀型教育準備へ(01)順天 新たなステージ 18日長塚校長が語ります。
★順天の学校長長塚先生と対話する機会がありました。今年の中学入試は爆増で、広く深い教育に対する考え方を持っている保護者がますます増えたということです。受験業界では、まだ従来型の学校と新しいタイプの学校という分け方をしていますが、学校の中から見たら、そのような分け方は保護者の学校選択にエラーやズレをつくる可能性があります。今や東京の私立中高一貫校で、新しいタイプの学びを取り入れていないところはないのです。もちろん、伝統も継承しています。伝統と革新のバランスや統合の仕方が各私立独特なのです。
(順天の生徒は、学内外で探究の成果をプレゼンしています。イラストはBing作成)
★順天は、知識を系統的に身につけるベクトルと経験をベースにした探究学習のベクトルのバランスがよい学校です。キャリア教育も受験勉強ももちろんするけれど、グローバル教育や筋金入りのボランティア教育といったグローバルリーダーの使命感が生徒の内面い生まれてくる教育を行っています。
★その使命感と北里大学の理念がマッチして、法人合併について昨年リリースされたのです。中学入試の出願数は爆増。しかも量的な増え方ではなく、順天のそのような教育に共鳴して増えたという質の話だと長塚校長は語ってくれました。
★しかも、今年の4月から教育関連法規が改正され、クリエイティブクラスを生み出そうと学校が意志決定すれば、おもしろいことができるのだと。意外とそのことについて知らない学校が多いし、教育関係者も半信半疑のようだと。それで、2月18日の21世紀型教育機構カンファレンスで、その新しいステージついて、そしてそれに伴い、新しい高大連携の兆しについて、ご自身の学校の例や文部科学省のワーキンググループのメンバーとしての視点から、一般化して話してくださるということです。
★実に楽しみです。大学入試が変わらなければ学校は変わらないなどという言い訳がきかなくなる、新しいステージが出現します。新しいステージを創ろうとするかしないか、もはや学校自身、教師自身の意志と意欲の問題になってきたのです。
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