22世紀型教育準備へ(11)【独り言風】ラディカルな学びのツール 探究を教科が回収してしまう動きか?
★現在、生成AI関連の学びのツールの開発が多様に行われています。その中で優れているけれど見た目の費用で高いものは学校で避けられる傾向があります。しかし、その中で、いわゆる偏差値というものが高い東京と神奈川の学校が最終的なコスパを比較考量して高いもの(とはいえ生徒1人1000円しないのですが)を選択しているらしいのです。いずれ未来コンパスのようにどこの学校も似たようなツールを導入せざるを得なくなるでしょうが。
★当ブログのアクセス記事が、今までと違うのは、そのような新しい流れが反映しているからなのかもしれません。今までとは異なる種類の記事がいくつもアクセスが増えているのです。
★とにかく、何人かの親しい生成AI開発の企業のスタッフから、話を聴いていると、2040年から2050年までに到達目標が掲げられている内閣府のムーンショット目標にむかって、大学と企業の連携開発は進んでいて、そこに直結する生成AI関連ツールを活用した高偏差値学校グループが出現しています。
★そこがどこかなのは、4月以降にだんだん明らかになっていくと思います。
★そして興味深いのは、その動きの大きな特徴は、教科の中に探究が回収されていくのです。総合型選抜と一般入試も境目がなくなっていきます。
★早稲田大学と慶應義塾大学の一般入試の統合体が出現してきます。そして、それとオックスブリッジの口頭試問が加わってきます。ただ、生成AI関連の対話評価システムで採点シテムのスピードは加速度的です。現在もすでに小論文を生成AIが自動採点する創意工夫はいくつかの学校で先生方がチャレンジし始めています。来年の今ごろには、公開セミナーなどで公開されているでしょう。
★2027年ころから始まる新学習指導要領の改訂では、探究は教科に回収され、探究の時間は、すべて自由研究になりそのベースにツールとしてのSTEAMキットがセルフ生成AIロボに搭載されているでしょう。本当は、これが探究そのものなのかもしれません。ともあれ、ある区ではその第一歩を4月から開始しますね。今後は、多くの学校でそうならないと、ムーンショット目標は達成されませんから。
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