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2024年2月23日 (金)

22世紀型教育準備へ(13)21世紀型教育研究センターの先生方の魅力という「魂」が22世紀を開く

学校越境型のディスカッション形式のカンファレンス(前半は基調講演)を終え、つくづく越境の気概や気持ちがケミストリーやシナジーを生み出すなあと目頭が熱くなりました。文大杉並、聖学院、工学院、和洋九段女子の生徒の皆さんのディスカッションは、誰がみても圧倒的に魅力的でした。これについては以前書きましたね。先生方のディスカッションも魅力的で、先生方の魂が化学変化を起こす瞬間に立ち会えたことそのものがウェルビーイングでした。感謝です。幸わは感染するので、参加された方々やライブ配信をご覧いただいた方々にも幸せが染みわたっていることと思います。

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★ディスカッション①:「2050年の教師像~SGTと共に」では、新井誠司先生(和洋九段女子教頭)、 染谷昌亮先生(文化学園大学杉並次世代教育開発部長)、早川太脩先生(聖学院広報部長)、 小仲井浩先生(和洋九段女子)、 菅谷真由先生(和洋九段女子)、宮井瞭先生(工学院)、 渡辺翔大先生(文化学園大学杉並)が、教える授業とか教えない授業とかがどうのこうのではなくて、第一義的には「支える」「自由な発想力が生まれる環境をアフォードする」というところに焦点を当てて議論していました。そして実は自分が「支えられている」のだというなんとも共感的な雰囲気は感動的でした。

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★ディスカッション②:「22世紀型教育を予感させる2050年のグローバル教育」では、本邦初のIB以上のグローバル教育を行っている21世紀型教育機構会員校のそれぞれの特色あるシステムを語ってくれました。菅原久平先生(八雲学園副校長)、 近藤隆平先生(八雲学園副校長)田中歩先生(工学院教務主任)は、ラウンドスクエアという世界のエスタブリッシュな私学の同盟コミュニティに所属している教育力について語ってくれました。染谷昌亮先生(文大杉並次世代教育開発部長)はカナダのブリティッシュコロンビア州との連携教育DDで世界と内面の両方の成長を果たす生徒について熱く語ってくれました。佐藤一成先生(富士見丘副教頭)は、SGHとWWLという文部科学省肝いりのグローバル教育コンソーシアムのリーダー校としての教育力について語ってくれました。

★日本のグローバル教育は、数々の世界標準の教育を行っています。世界標準と日本独自の建学の精神を融合させた実は世界が憧れる教育をつくるチャンスは、21世紀型教育機構が歩んでいる道にあると思います。

★なぜ、日本が近代をアジアの中で最初に切り拓いたのか。その答えはまだわかりませんが、日本の大名庭園と茶室という外生的技術進歩と内生的技術進歩の融合された「精神」は、マルクス・ガブリエルに言わせるとインパクトがあるし、欧米のマインドとは違う質のものだそうです。ZENや坐禅、マインドフルネスがGAFAMなどに顧みられているのは、そんなところにヒントがあるのかもしれません。

★21世紀型教育研究センターの皆様、それから事務局としてセンターの主席研究員の田中歩先生を事前の話し合いなどからサポートしてくれた日本私学教育研究所の伊東さん、本当にありがとうございました!

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