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2024年2月 6日 (火)

2025年変化する中学入試(21)聖学院今年も総出願数100%を上回る。創造性と愛のしなやかでタフな教育システム

★昨夜からの雪で、東京もたいへんなことになっていて、現在進行形の中学入試の様子が心配です。受験生も学校の教職員の皆様もお気をつけください。聖学院は日曜日で、入試は終了しました。とはいっても歩留まりや手続きはこれからですから緊張感は続いていると思います。とはいえ、まずは総出願数をみてみると、前年対比112.9%(同校のサイトと首都圏模試センター出願倍率速報の両方から算出)。今年も人気でした。

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★聖学院といえば、思考力入試ですが、なぜでしょうか?もちろん、聖学院の思考力入試の問いのラインナップや学びのツールが斬新だし、能力開発プログラムになっているし、同校の探究教育のエッセンスが反映しているし、実際この試験で合格した生徒の入学後トランジションがすばらしい成長をもたらしている等々だからです。しかし、それは目に見える部分の話なのです。

★聖学院の各入試の定員の割合は、一般:アドバンスト:思考力:英語特別=43.2%:35.1%:18.9%:2.7%なのです。そして、思考力入試の倍率は4.1倍、英語特別入試の倍率は3.0倍です。

★このことから、聖学院の創造性と愛を生み出す緻密でしなやかでタフな教育システムが推理できます。

★一般とアドバンストの入試の定員は8割弱で、思考力入試と英語特別入試を合わせると2割強です。つまり、思考コードでいうとA軸とB軸の思考ベースが得意な生徒が8割弱、B軸とC軸の思考ベースが得意な生徒が2割強という設定です。このB軸とC軸の思考ベースの入試が新タイプ入試と呼ばれている入試です。

★一般入試のほうは、聖学院の教科授業型です。新タイプ入試は聖学院の探究型プロジェクト型と言ってもよいでしょう。

★したがって、聖学院は探究だけが教育であるとは主張していないし、授業だけが大事だなどと主張してもいないのです。探究が中心の学校、教科授業が中心の学校はもちろん、あります。ですから、教育環境のデザインは、聖学院は聖学院らしい設計をしているというのがわかります。

★東京では、授業が中心の学校は、50%弱です。探究と授業のバランスをとる学校は50%強です。でも、内訳をみると、授業の中にC軸ベースの思考の機会を設けている学校もあります。探究と授業のバランスをとっている学校で、探究と授業の機能を分けているところもあります。つまり、授業はA軸とB軸、探究はB軸とC軸という風に。

★聖学院は、授業でも探究でも、C軸の思考は扱います。ただ、その比率が違うだけです。

★このように聖学院は、多様な才能の生徒がマッチングできるような中学入試を行い、A,B,C軸の比率をしなやにデザインしていくわけです。これによって個別最適化ができることと協働の在り方がシナジー効果が生まれるようにできています。

★つまり創造性と愛が生まれるしなやかでタフな教育システムが確立しています。

 

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