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2024年2月 2日 (金)

2025年変化する中学入試(09)人的資本という視点から私立学校を観ていく時代

★(05)~(08)までは、それぞれの条件で突出した学校を観てきました。すでに中学受験市場の顔という学校もあるし、ずいぶん前から革新的教育を行って成功し続けている学校もあるし、ようやく市場で支持されるようになってきた学校もあります。いずれもそのようになるには、経営陣の采配の問題もありますが、現場で仲間を巻き込み、肩書きが無くてもリーダーシップの労を苦労とも思わず、困難を乗り越える精神的支柱であったり、創造的なアイデアを仲間の智慧を結集して持続可能にしていった人的資本が存在しているのです。人的資本は、学内外の研修で生まれてもくるですが、実は人的資本を有している教師どうしが響き合って、人的資本を形成していくというのが、経験上パワフルですね。

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★これまで30位まで並べてみましたが、それはそこにそういうリーダーがいることを確認したかったからというのもあります。ですから、30位までのポジショニングにないから、そんな人的資本を形成するリーダーがいないということはないのです。

★むしろ凄いリーダーがいるものです。もちろん私が言うリーダーとは肩書きリーダーではないのです。ナチュラルなリーダーです。ですが、そのような先生に出会ったとき、何かピンと来るのです。私はこれを体験的直観と呼んでいます。

★私にも若造の頃がありました。そんな若造を1990年代から2007年にかけて、開成の当時教頭の橋本先生とか、麻布の氷上前校長とか、東京女学館の当時の渋沢雅英理事長とか、工学院の当時の城戸校長とか、逗子開成の徳間前理事長とか、女子学院の斎藤前前々理事長とか、本当に真正面に受け入れて対話を長時間してくれました。今ではそのような学校は中学受験の顔の学校として揺るぎませんが、そのときは、いろいろな革新的なチャレンジをしていました。開成の橋本先生には、今の開成の中学入試に到るまでの実験的作成方法について多くを学びました。授業についてもそうです。氷上校長には≪私学の系譜≫論を伝授していただきました。城戸校長からは徹底的にライティングとビジョン作り方です。高みに登って俗に還れよと。徳間前理事長には、教育は宇宙の時代だよと。まだ衛星放送時代でしたが、今でいう人工衛星とインターネットのネットワークの話ですね。渋沢理事長からは、渋沢栄一の論語と算盤と道徳経済合一論を学びました。論語に基づいたグローバル教育とICT教育の進化系を創りなさいと。そして面白い話ないかねと時々声をかけられました。斎藤理事長には、プロテスタント教育の革新性とその歴史を学びました。

★そして、2007年に独立して迷いまくっているところを平方邦行先生に聖学院の学校づくり委員会に呼ばれて道を開かれました。2011年に21世紀型教育機構の土台をつくるときにお世話になった多くの先生方には、今でも私の偏屈のビジョンを、モニタリングして頂いています。校長の経験もさせていただき、この歳になって、東京私学教育研究所で仕事をする機会を頂きました。

★私が迷い21世紀型教育機構の基盤を創る過程で、首都圏模試の北さんと山下さんにめちゃくちゃ眩暈がする激動の教育づくりを協働させて頂いたのは、何か決定的でした。

★本当にみなさんには感謝しかないのですが、顧みると、この偏屈で≪私学の系譜≫論者の頑なな発想を受け入れてくれるなんとも不思議なご縁の先生方は、4月になるともっとはっきりするのですが、最初は肩書きはない先生だったのですが、10年の間にナチュラルだけではなく肩書きもついてセルフレスなすてきなリーダーになっているのです。

★私が言いたかったことは、この私のプロフィールは、私立学校の人的資本のクオリティにピンとくる体験的直観を形成していただくことになったのではないかということなのです。私自身は非社交的です。内向的だし、ひきこもりタイプです。

★そんな私が、清水の舞台から飛び降りるように決断して、対話をしようとピンとくる学校の先生方や塾の先生方がいるのです。なぜかみなリーダーになっていくのです。ですからそのリーダーが困難に囲まれたときも見守ることしかできないし、ブログでエールを贈ることしかできないのですが、やがて乗り越えていくのです。そう確信しています。

★残された私の時間(何せとっくに引退の歳超えていますから)は、21世紀型教育の外生的技術進歩の土台はある程度できたので、今度は内生的技術進歩として人的資本を形成している出会ったリーダーたちのその仕掛けを見える化することです。その可視化したシステムが22世紀型教育の外生的技術進歩をまた生みますが、そこまでは見届けることができないでしょう。仮に100歳まで生きたとしても。

★(05)から(08)までのようなデータも活用しますが、私の得意とするところは、おそらく人的資本を形成するリーダーの生き方をお伝えすることだと思います。幸い偏屈な私と心からコミュニケーションをとっていただける先生方は少ないので、語る範囲が絞られます。そんなわけで、いわゆる客観的な受験情報誌のような記事ではなく、あくまで独断と偏見の目線で学校のリーダーに着目した私学ブログを書き続けようと思います。お付き合いいただいている方々には引き続きよろしくお願いいたします。

★困難な時代に教育のクオリティのアップデートにチームで立ち臨むリーダーの先生方を紹介していきますね!

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