2024年中学入試(72)富士見丘 出願総数前年を超える 教師と生徒が共に学園をつくる
★1月24日現在首都圏模試センターの出願倍率速報によると、富士見丘の出願総数は前年対比104.0%、前々年対比135.8%。年々注目されていることがわかります。富士見丘のグローバルリーダーを育てる教育は、IBを導入するわけでも、インターナショナルコースのようなコース設定をするわけでもないのに、それらを設定する以上の生徒の才能が豊かに広がり深まり、大学合格実績もすさまじいという独自の教育が中学入試市場で支持されているからでしょう。
(GLICC Weekly EDU 第158回「富士見丘ーグローバルリーダーが羽ばたく」)
★中1から6年間学ぶと誰もが英検2級以上の資格がとれるまでになるし、社会課題を意識し、解決策を自治体や企業などに提案したり、デザイン思考よろしく、世の中で困っている状況をつくっている壁を解消するアプリなどをつくるエンジニアリングもできるようになるわけです。
★論文やエッセイライティングのレベルも大学の卒業論文以上かもしれない才能の持ち主も現れます。
★帰国生か国内生かの区別なく深い教養をベースに海外で活躍できるグローバルリーダーの資質を備えます。海外から見ると、富士見丘がすでにインターナショナルスクールを超えたグローバルスクールになっています。インターナショナルスクールやインターナショナルコースは、国内と帰国のラインを引きますから、実は新しい世界が模索されている今グローバルではないかもしれません。
★本質的な問いを教師も生徒も問いつづけて学園づくりをしているのです。主体性の生まれる学校とは、教師と生徒が協力して学園づくりをする意志が共有共感されている場であることが本当は必要なのかもしれません。
| 固定リンク
「21世紀型教育」カテゴリの記事
- 次期学習指導要領議論始まる(2)スマート教育にならざるを得ない X-skills(変容スキル)の必要性(2024.12.29)
- 次期学習指導要領議論始まる(1)質の充実化へ(2024.12.27)
- 2025年中学入試動向(35)富士見丘 学習指導要領をそのままグローバル教育化としてトランスフォーメーションに成功(2024.12.15)
- 八雲学園をカリフォルニアから考える(了)英語祭の意味 グローバルSTEAM探究教育(2024.12.14)
- 八雲学園をカリフォルニアから考える(6)中学選びの考え方・価値観を変える(2024.12.12)
「中学入試」カテゴリの記事
- 2025中学入試動向(26)私立中学が教育の価値を共に創る東京私学教育研究所(2025.01.22)
- 2025中学入試動向(25)新たな私立中学の動き まだ気づかれていないというか興味を持たれていない動き 教育産業にも新たなチャンス(2025.01.22)
- 2025中学入試動向(24)女子美の出願はじまる(2025.01.21)
- 2025中学入試動向(24)駒沢学園女子生の応援メッセージ 柔らかく温かい(2025.01.21)
- 2025中学入試動向(23)生徒が成長し続ける私立中学の仕掛け 今だからこそ「PBL×X」(2025.01.21)
最近のコメント