2024年中学入試(75)東京私立中学 1月27日現在 前年対比分布
★日能研倍率速報(2024年1月27日現在)から、東京の女子校、東京の男子校、東京の共学校それぞれの前年対比の分布を調べてみました。前年対比100%を超えている分布、70%以上100%未満、70%未満以下の3つのカテゴリーでそれぞれのシェアを出してみました。
★2月11日の開成や麻布、武蔵、駒東、筑駒などの合格説明会(招集日)が終わるまで、この分布は流動的です。現状では、女子校は最終的には昨年並みになるのではないかという傾斜です。
★男子校は、昨年同様勢いがあるということかもしれません。とはいえ、開成、麻布、武蔵、海城1回などは前年対比が減少しているので、受験生は必ずしも高偏差値にチャレンジするという男子校特有の傾向は少し変わっているかもしれません。このような学校にギリギリはいらなくても、前年対比100%を超えている入試(複数回数行っているので、必ずしも総出願数ではない)を実施している芝、攻玉社、佼成学園、足立学園、聖学院などに行けば、のびのびと学園生活を受験勉強ではなく学際的に楽しみながら、行こうと思えば国公立難関私大に行け、海外大学にも行けるので、学校選択の志向性が、男子校でも変わっているのかもしれません。
★共学校は、一校当たりの入試の回数が多いので、このような傾斜になっていますが、結局昨年より少し減るけれど、定員はなんとかという学校が多くなる可能性が予想されます。
★この分布は、2月11日にまた作ってみます。おそらく今年の傾向が明らかになる大きなヒントになるでしょう。
★それから、全体的に首都圏の中学受験生は微減なのか減らないのか。結論からすると微減という予想です。
★それは首都圏の公立中高一貫校の出願数が減っているからです。3,440人減少しています。首都圏の受験生の約7%です。全員が私立中学併願者ではないですから、7%も減るとは思えませんが、私学併願者もいるので、3%くらいは減少するかもしれません。
★おそらく、これは受験業界がすでに公表している予想に対応しているのかもしれません。
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