2024年中学入試(33)湘南白百合の中高大連携 中1の生徒が東京理科大で学ぶ
★2024年、湘南白百合の活動ははやくも始まっています。本日の同校のサイトに衝撃的な記事が掲載されているのです。<【生徒より】東京理科大学「中高生のための理科大探検プログラム」に参加して>という記事がそれです。同校の高大連携のプログラムが多様で多元的なことはあまりにも有名です。これほど世の中が高大連携が爆増しているきっかけを作ったのではないか思えるほど、多くの大学と連携を結び、すぐに在校生の探究活動やキャリアデザインを結合して、新しい高大連携のモデルを次々と作っています。
★何が衝撃的か?それは中1が理科大で学んでいるわけです。中学受験生の皆さん!すごいことではないですか。同校の中学受験を乗り越えて、入学すると、海外という国を越境するプログラムに早速触れたり、高校を越境する大学で学べたりするダイナミックな学びが待っているのですから。
★そして、各大学にいくと、湘南白百合のOGが在籍していて、皆さんを学びの場に誘(いざな)ってくれるのです。
★さらに、感動したのは、参加した中1生が、先述したサイトで感想を述べているのです。同校のサイトには、生徒自身による編集のページもあり、学園生活そのものが、教師と生徒の協働共創活動なのです。しかも、それができるのは、自分の考えを発信しても受け入れてくれる共感的な学びの場があるからでしょう。
★先述したページから中1の生徒の感想文を読んですぐにわかることは、1年間で論文の書き方を分析哲学のモデルにのっとって身につけているということです。主張を根拠と論拠で支えるかなり強度の高い感想文です。400字弱にもかかわらずです。感銘を受けました。
★実際ChatGPTで、確かめてみました。感想文であるから反証や限定詞は必要はなく、主張と根拠と論拠の強度が高い優れた感想文だという分析回答が瞬時に出てきました。私が見ても、「明快・簡明・感銘」の3拍子が揃っています。
★中1で、400字で密度の高い思考を表現できるようになる格好の例です。考えるコト、学ぶコト、議論するコト、行動するコトなどに好奇心旺盛な湘南白百合の生徒の姿が映し出されています。
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