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2023年12月 5日 (火)

2024年中学入試(07)今年も工学院は人気 共感的コミュニケーションの可視化 生成AIだからこそ

★工学院は、今年も人気ですが、たぶん量というより質的人気に変換していると思います。というのは、工学院の先生方と対話をしていると、その質に磨きがかかっていて、そこに参加しているだけでwell-beingな雰囲気に包まれるからです。

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★中野校長の3F(フラット・フリー・フェア)を作り出す雰囲気が、たとえば、教務主任田中歩先生の共感的コミュニケーションを周りに感化していく相乗効果が生まれています。

★この共感的コミュニケーションは、3Fで話し合っていると心理的安心が維持されるというのが一般的な理解でしょう。しかし、そのコンフォートゾーンに閉じこもっているといつのまにか壁を周りにつくってしまうというリスクもあります。

★抑圧的コミュニケーションは、リスクではなく、すでにその状態が心理的クライシスを生み出しているからとてもまずいので、これに対して3Fで話し合う共感的コミュニケーションはクライシスを回避できます。しかし、いつのまにかそのクライシスが訪れるリスクを避けられないのです。

★ところが、田中歩先生は、中野校長と問い合いながら、回答はすぐには出さないのですが、機が熟すと話し合って問題解決をしていきます。そして、皆が腑に落ちる分かち合いをリフレクションという形で循環していきます。

★だから、教師も生徒も冒険心がふくらみます。実際に冒険に行って成功しても失敗してもまた共感的コミュニケーションのコミュニティに戻ってきて、成功者は鼻を膨らませてその成果をプレゼンし、みなにたたえられます。失敗者は、事の顛末を打ち明け、皆に分かち合ってもらい、再び勇気を取り戻します。

★このような世界を創る対話=共感的コミュニケーションが工学院では回転しているのです。

★これについては、shuTOMO12月号で書きましたが、そのときには、この図は思いつかなかったのです。書き上げた後、田中歩先生と対話をしていたら、歩先生が生成AIの効用の話と吉田幸司先生の哲学シンキングと哲学思考の2冊を読んで、自身の対話をモニタリングしているというのをお聞きして、そこかあ~と図が降った来たのです。

★いつも刺激を歩先生!ありがとうございます!これ広めていくのをお手伝いさせてください!

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