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2023年12月 2日 (土)

2024年中学入試(02)富士見丘 中学説明会 参加者大幅増!

★本日午前中から富士見丘は、中学学校説明会とチャレンジ入試体験を開催。同校の人気は右肩上がりです。データではわかっているものの、実際に臨場感をと、説明会の部に参加しました。すると、コロナ前だったら、少林寺の部活の練習場にもなっていった小ホールで行われていたのが、今回は体育館というメインアリーナで開催されていたのです。つまり、小ホールには入りきれないというわけです。

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★実に勢いを肌で感じました。開会まで時間があったのですが、そこで同校の生徒の生活がよくわかる動画が流されていました。2つ動画があって、一つ目はミュージカル風の学校の様子を紹介するものです。在校生がだんだん集まってきて、いろいろな施設ですてきなダンスを披露するのです。もう一つは、学校説明会然としたきっちりした動画でした。驚いたのは、広告代理店が創ったと思ってみていたのですが、途中で生徒が作成したものだと。なるほどSTEAM教育効果がこういうところにも発揮されているのかと感動。

★理事長・校長の吉田先生の挨拶も、壇上からではなく、目線を保護者と合わせる位置から離されていました。もっともこれは以前からそうで、慶應義塾の歴史的なルールですね。おそらく吉田先生の出身大学は慶応なのでしょう。

★みなさんが高校卒業を迎える6年後は、大学入試制度はかなり変わっていて、骨太の記述力や高度な英語力が必要になっていると明快に予想していました。だから、偏差値など気にせず、富士見丘で学びたちという意志を持って受験してほしいと。6年後のみなの夢をかなえられる教育を先生方と一丸となってつくっているのだと。

★そのすぐ後に進路指導について話された関根教務部長は、校長のトークを受けて、そのような準備が今からできているのは、富士見丘をおいてほかにないと言い切っていました。

★国内外の大学進学実績を観れば、それは大いに納得のいく話でした。

★そして、圧巻だったのは、中1生2人による富士見丘の学園生活のプレゼンでした。特に驚いたのは、授業で使われているロイロノートのアプリを使いながら、どのように個人探究と協働探究が授業の中で行われているのかその操作とプロセスを説明していたところは時代の変化を印象付けました。

★中1でこれほどまでだと高3になったらそりゃああのような大学の修士レベルのディスカッションや論文を書けるようになるはずだよと一人納得していたら、理事長補佐・校長補佐の吉田成利先生から、速報メールが届きました。今年の慶應義塾大学の論文コンテスト小泉信三賞の2位が同校の高2の生徒だったというのです。

★小泉信三賞は、慶応大学だけではなく、他の大学でも総合型選抜の時などのプロフィール要件としては大きなアドバンテージがあることで有名です。このことについてはまたいずれ書きたいと思います。

★このように、あらゆる機会を自分の探究を広め深めるチャレンジの場として超主体的に活躍するするのが富士見丘の生徒だし、一人一人サポートする同校の先生方なのです。

★学校をいま目の前の偏差値で選ぶのか、6年後の未来から選ぶのか。受験生の保護者にとっては、いよいよ意志決定の時期です。がんばってください。

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