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2023年12月 2日 (土)

2024年中学入試(03)昭和女子大学附属中学校・高等学校 どこよりも進化する生徒プロンプトエンジニア

★本日14:30から大妻女子で、「生成AIで先生の業務を効率化!学校教員・教育関係者向け生成AI公開研修」が開催されました。主催は、特定非営利活動法人ニュークリエイター・オルグ、株式会社ニュークリエイター。いろいろな学校で生成AIを活用した研修や授業設計、教務の仕事の効率化のコンサルあるいはアドバイスを行っているようです。今回の研修は定員は45名で、会場は満席でしたから大盛況でした。

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(昭和女子大学附属中学校・高等学校の校長真下峯子先生:写真は同校サイトから)

★協力は、大妻中学高等学校で、同校校長梶取弘昌先生、教頭の赤塚宏子先生も参加されていました。実は、東京私学教育研究所の実施する研修の委員会の一つ「学校づくり委員会」の座長が梶取先生で、毎月のように生成AIについて委員の先生方と<インベスティゲイション>しています。

★その梶取先生が協力しているAI関連の研修ですから、これは参加しなくてはというのが、不勉強な私が珍しく参加しようと思った理由の一つでした。それから、もう一つ決定的な理由は、昭和女子大学付属中学校・高等学校の校長真下峯子先生が登壇されるというので、ぜひお聞きしなくてはと駆け付けた次第です。聖パウロの校長小島綾子先生や国語科主任の高橋祐佳先生も参加してくれました。

★第1部、第2部は、生成AIのプロンプトエンジニアリングをベースとした基本的なメカニズムと実際に学校業務に役立つプロンプトエンジニアリングの実習でした。

★帰り道、国語科主任であり、聖パウロ学園のICTのマネージメントをしている高橋先生が、教師の視点から生徒の視点へぐっとシフトしたと大きなヒントを得ていたようでした。

★ようやくプロンプトエンジニアリングという言葉が学校現場にも降りてきたかとほっとした気分になったのが今回の研修の実務的な意義がありました。

★しかし、何より圧巻だったのは!痛快だったのは!真下先生の講演でした。学校におけるDAOの組織の広がりの速度感を感じざるを得なかったのです。生成AIに対する教師の凍てついたアンコンシャスバイアスを解凍する熱い意志と多くの外部団体の協力を取り付ける熱い情熱。

★文系理系なんて区別はそもそもはいのだという迫力。凄いです!しかも、プロンプトエンジニアリングは、問いづくりの妙技だから、言語能力にたけた文系女子には実は理系への道を開く強烈なアイテムなのだと。論より証拠、生徒が1時間の研修である学びのプロンプトを作り上げてしまったのだということです。どんどん生徒がプロンプトエンジニアになる研修を広げるプランニングをしかけているそうです。

★しかし、そのためには組織を動かし、保護者の心を動かし、生徒の才能を開放していくコンセプトとビジョンを描き実行することなのだと高らかに謳いました。

★もちろん、その道はそう簡単ではない。しかし自分の生きている間にそれを果たすのだというなんという気概とミッション。昨日、バンクーバーから帰国したばかりとは思えないくらいインパクトがありました。

★私の知り合いに女性校長が何人かいますが、共通点は21世紀は女性の才能・知性・感性が日本だけではなく世界の閉塞状況を開くのだという強い意志があることです。東京の私立学校は、真下先生をはじめとする女性校長が、グロ-バルでイノベーティブでケアフルな人材をたくさん生み出す人的資本教育経営を推し進めていくのだろうと確信をもった時間となりました!この機会を創ってくださった皆様に心から感謝申し上げます。

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