2024年中学入試(29)桜美林の深いグローバル教育 多様なアンコンシャスバイアスを解消する教育②
★国際教育部長の宇野先生は、この年末に生徒と共に韓国のプログラムを実施ています。GLICC Weekly EDU 第156回「桜美林の深いグローバル教育」をご覧いただければわかりますが、海外の研修や姉妹校との交換留学などのプログラムが10種類強あります。中学から入学した生徒は、全員が一度は海外経験をします。年間全学年(1600人)の3分の1の生徒が授業以外の場所で、なんらかの海外の経験をするのです。
(GLICC Weekly EDU 第156回「桜美林の深いグローバル教育」)
★さぞかし、インターナショナルコースや国際学級が完備しているだろうと思うかもしれませんが、そういうコースは設置していません。今年は帰国生入試も行っていません。にもかかかわらず、国際理解教育は充実していて、生徒も世界で通用するTEDさながらのプレゼンテーションを行っています。英語以外にも、韓国語と中国語も学んでいます。
★トリリンガル志向の学校なのです。なぜそのような国際理解教育の環境を充実させているのでしょう。
★それは民族や人種、性別の違いにかかわらず、桜美林のルーツの時代から国際理解教育を行うのが当たり前だったからです。そして、そのような公平性や平等を大事にしていたのは、建学の精神を反映しているキーワード「隣人愛」と「言語能力」にあります。
★しかも今世界の喫緊の課題は、自然と社会と精神の分断なき平和的なつながりです。つまり、隣人愛の実現とそのつながりを創るための言語能力を大切にしているから、帰国生のためのクラスをつくることなく、一般生全員が等しく、この2つのマインドとスキルを学べる環境を創っているのでしょう。
★一般の授業は大学進学準備が目的で、その学びをさらに広く深めていくのが国際理解教育です。とはいえ、教科授業の中でレポートや小論文を学ぶ機会が多く、教科授業と国際理解教育は分断されていないわけです。
★隣人愛を胸に高度なスキルと言語能力を身につけられる学校。それが桜美林です。
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