2024年中学入試(28)桜美林の深いグローバル教育 多様なアンコンシャスバイアスを解消する教育①
★先週金曜日、GLICC Weekly EDU 第156回「桜美林の深いグローバル教育」がありました。校長堂本先生、教頭有馬先生、国際教育部長宇野先生がご登壇。普段なかなかお聴きできない桜美林の深い教育、そして私たちの国にとって本物の教育とは何かを考えさせられる3人の先生によるお話でした。
★2024年は、さらに混迷する地政学リスクがマックスになり、気候変動による大災害はとどまることはないと予想されていますが、そんなときに、私たちはどう生きていくのか、どうする2024年が大テーマの時代です。それに対する立ち臨むマインドとスキルについて大きな啓示を受けるお話でした。
★堂本校長の桜美林のルーツの詳細な物語は、保存版です。というのは、創設者清水夫妻が、日本の近代化の影の部分である戦争の時期、世界の民主主義がまだまだ未熟でジェンダーバイアスが蔓延していた時代に、隣人愛と言語能力によって世界の平和、心の平和を求めて教育実践をしていきました。
★しかし、現代も2024年も、まさに清水夫妻が立ち臨んだ局面が、再び大きく立ち上がっているわけです。再び、多くの若者が希望と平和へのマインドとスキルを身につけられる本物の教育が希求されています。その本物教育こそが、桜美林の深いグローバル教育なのです。
★創設者清水夫妻の生き様そのものは、今でも得難い生き様です。グローバル教育というと、実は公立学校からは誤解をうけかねません。なぜなら公立学校は国際教育であって、グローバル教育は格差社会で富裕層になるための教育であるとみなされる場合があるのです。
★実際に、グローバル教育を標榜しているところは、富裕層の価値観とマッチングさせているところが多いのです。見えない分断線というアンコンシャスバイアスがあるケースもありますね。
★しかし、そうでない本物のグローバル教育、つまりそのようなアンコンシャスバイアスを払拭するグローバル教育を自覚的に行ているところがあります。その大きな拠点の一つが桜美林だということが、今回理解できると思います。
★もともと創設者は、民族や人種、性別を超えて、それから困っている子供たちを救うために、中国で学校を創設しているのです。ですから、桜美林も、帰国生であるか一般生であるかにかかわらず、その本物の教育をすべての生徒が享受できるように教育環境をデザインしているのです。
★建学の精神、つまり清水夫妻の生きざまに倣って先生方は生徒共に本物のグローバル教育を実践しています。教頭有馬先生及び国際教育部長宇野先生が世界中を経めぐり、1日から1年の様々な幅の海外研修のプログラムを生み出しています。ぜひ2024年以降の自ら生きるビジョンをつくるために、動画をご覧ください。
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