吉田会長 平方所長 未来に向けてラディカルなプラン報告
★松尾豊教授のキーノートスピーチの後は、日本私立中学高等学校連合会会長吉田晋先生と一般財団法人日本私学教育研究所所長の平方邦行先生から私立学校をとりまく国の教育行政と自治体の教育行政の動向、様々な壁を乗り越える教育現場の授業の新たな挑戦の実態の報告がなされました。いずれもラディカルなビジョンとコンテンツとスキルの話でした。
★吉田会長は、日本全体と各地域の人口動態と経済動向と私学の経営の危機とチャンスについて膨大なデータを通して明快に論じていました。人口動態と経済危機はカップリングされていて、それを乗り越えるには、グローバルな世界との連携こそが重要で、教育においては「外国人日本人」を受け入れ育成することであると。そのために、英語と日本語の両方を学校の中で学べる状況を創ることが重要で、そのために私立学校はもちろん挑戦するが、公立もそうなるように法整備をするように文科省と対話をしているというその経緯を大胆に話されていました。
★それは夢物語ではなく、実際吉田会長のご自身の学校である富士見丘は実践済みであると。大学進学実績も入学者も右肩上がりの効果が上がってもいます。特にC1英語の取得率は高3卒業生の2割はいます。そのため国内外の視野の広い大学進路を生徒は見定めます。大胆な政策であると同時に現場の実態を知っている吉田会長ならではの政策案です。ALTの導入など、吉田先生の文科省や都に対する働きかけが、実現し、自分の学校だけではなく、全国の私学のために国や自治体を動かすそのエネルギーは凄まじいと改めて感じ入りました。
★また今後閣議決定でどうなるかわかりませんが、新しい提案も投げかけているという実にすばらしいプランにも言及。詳しくはもちろん話せないのでしょうが、実に日本の未来に勇気がでる私学人吉田会長の教育出動です。
★平方所長は、教育基本法にある高等学校における創造性の育成についてもはや待ったなしであることを生成AIの教育現場での未来の使われ方を紹介しながら論じていました。部活や行事における創造性育成はあるが、大切なのは、授業の中における創造性なのだと。
★すでに松尾教授が、そのような能力と教科授業の相関はないことを大胆に証明していたので、平方先生の話は、ますます説得力がありました。
★松尾教授も、AIは既存のものを組み合わせる創造性は発揮できるが、真の創造ともいうべき能力はまだないと語っていました。平方先生はだからこそその真のクリエイティビティを生み出す場として授業を私立学校は生み出してこうと。未来はクリエイティブクラスのグローバルリーダーにかかっているのだから。
★教育の現場における授業という身近なところから未来を変えるビジョンを高らかに謳っていました。平方先生自身、聖学院で校務部長、工学院で校長を経験し、そのような学校づくりをしてきました。すでに実現済みなのです。
★先ほど、平方先生とは、そのような真のクリエイティビティを生み出す授業を生成AIを相棒にしながら支援していくプロジェクトを実験的に始め、再来年以降組織として旅立てるようにプランしようと意気投合しました。すでにその片鱗は「しゅとも12月号」で発表しますので、お楽しみに。
★まずは、平方所長(日本だけではなく東京の所長でもある)からも承諾をいただいたので、東京私学教育研究所の副所長の私と仲間たちで、来年からその実験を本格的に始めていきます。乞うご期待。
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