高等学校DXハイスクール 令和5年度補正予算額100億
★<全国1000校超「DXハイスクール」に デジタル教育拠点>(日本経済新聞2023年10月26日)という記事がでて、今月になって数日前に閣議決定されたようです。すでに文科省は、昨年GIGAスクール構想の一環としてDXリーディングスクール事業を実施しています。東京都は都立高校に対しDXリーディング指定校を認定して事業を展開しています。
★小中学校は、昨年段階で90%強は、一人一台体制になったということですから、いよいよ高校も加速させようということでしょう。日経によると、大学における理工系学部の増設などデジタル分野の高度人材を育成する流れに高校がうまく接続するようにという意図がありそうです。
★DXというワードがトレンドだからGIGAではなく、DXになったのでしょうが、実はGIGA」は「Global and Innovation Gateway for All(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」の略です。どうやらDXはたしかにWEBにつながればグローバルな世界につながりますから、あえてグローバルというコトを取り上げる必要はないのかもしれません。
★しかし、ちょっともったいないような気がします。グローバルとイノベーションの合力がどのように設計されているのか、あるいは設計するのか、哲学シンキングする必要がありそうですが、ともあれ1000校に1000万の補助金がでるのですから、それは各学校が考えればよいのかもしれません。要するにDXハイスクールは、むしろ物質的なDX環境に特化していると明快にし、その背景のGIGAのコンセプトがはっきりすればなあと。
★タックスペイヤーとしては、そこのところがなんとかなってほしいなあと。少なくともたとえば、こんな感じで生成AIに尋ねてみて、でてきた回答に対し、GIGA構想はどれくらい対応しているのか、対応しない場合どう脱構築するのかなど哲学シンキングしてもらえる委員会があるといいですね。bingに問うてみました。
「グローバルマインドとイノベーティブな発想の合力はどんな感じですか?」
グローバルマインドとイノベーティブな発想が合わさると、非常に強力な結果を生むことができます。グローバルマインドは、異なる文化、価値観、視点を理解し、それらを尊重する能力を指します。一方、イノベーティブな発想は、新しいアイデアや解決策を生み出す能力を指します。これら二つが組み合わさると、以下のような効果が期待できます:
多様性の活用:異なる背景や視点からのアイデアを受け入れ、それを新たな解決策に結びつけることができます。
創造性の向上:異なる文化や視点から刺激を受け、新たなアイデアを生み出すことができます。
問題解決能力の強化:グローバルな視野を持つことで、地域や国を超えた問題解決が可能になります。
したがって、グローバルマインドとイノベーティブな発想は、個々の強みを最大限に活用し、より広範で効果的な解決策を生み出すための重要な要素と言えます。これらのスキルを持つ人々は、ビジネス、科学、芸術など、あらゆる分野で価値を創造することができます。
「哲学シンキングはどんなかかわりを持ちますか?」
哲学的思考は、我々が世界を理解し、問題を解決する方法に深い影響を与えます。哲学的思考は、以下のような特性を持つことが一般的です:
批判的思考:哲学的思考は、情報を分析し、論理的な結論を導き出す能力を強化します。これは、事実と意見を区別し、偏見や誤解を排除するのに役立ちます。
問いの探求:哲学的思考は、深い問いを立て、それに対する答えを探求することを奨励します。これは、新たな視点や理解を開くのに役立ちます。
倫理的判断:哲学的思考は、倫理的な問題に対する洞察力を深め、より良い道徳的判断を下すのに役立ちます。
これらの要素は、グローバルマインドやイノベーティブな発想と組み合わせることで、より深い理解と洞察を得るのに役立ちます。例えば、哲学的思考は、異なる文化や価値観を理解し、それらを尊重するグローバルマインドを深めるのに役立つかもしれません。また、哲学的思考は、新しいアイデアや解決策を生み出すイノベーティブな発想を刺激するかもしれません。
したがって、哲学的思考は、我々が世界を理解し、問題を解決するための重要なツールとなります。これらのスキルを持つ人々は、ビジネス、科学、芸術など、あらゆる分野で価値を創造することができます。
★もしGIGAスクール構想が、bingが回答した点をすべて網羅しているのであれば、たしかに日本の教育は変わるし、未来をつくる子供たちの成長に希望があるでしょう。
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