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2023年10月 8日 (日)

二松学舎大学附属柏中学校高等学校 柏エリアの私立中学校と相乗効果

★先週金曜日、アルカディア市ヶ谷に、全国の私立学校の初任者研修を実施した委員長が集いこの夏に行った研修プログラムの情報交換を行いました。主催は一般財団法人日本私学教育研究所です。隣の席にいらした千葉エリアの私学の初任者研修会を実施した委員長の島田達彦先生(二松学舎大学附属柏中学校高等学校副校長)と少し対話ができました。どのエリアでも講義だけの研修はもはやありません。それぞれ創意工夫をしたグループワークやワークショップがデザインされていました。その中で東京はOST(オープンステージテクノロジー)というワークショップというかパフォーマンスを挿入していたので、島田先生が同ミーティングの新米の私のことを気遣ってくださり、OSTの話題を共有してくださったのです。

Photo_20231008214601

(上記図は、同校ホームページから)

★対話をしているうちに、島田先生は、自分の学校のことだけではなく、柏市の4つの私立中学校とスクラムを組んでいるようなのです。最先端の都市創りをしている柏市、東京大学や千葉大などのキャンパスがある新しい学術都市でもある柏市に居住している先端的科学の仕事やグローバルな仕事に携わっている家庭の受験生にもマッチングするような学びを提供していこうということのようなのです。たしかに、その4つの学校は、いろいろなチャレンジをしている私立中学校です。

★同校では、中学の時は、探究とグローバルを丁寧に学ぶ教育環境を創っているということです。そして高校に移行した時、自分の探究したいことを研究に延長できるようなキャリアデザインができるようなカリキュラムになっているようです。

★論語をベースにした倫理観と自問自答という論語から出てきたそれでいて欧米のリフレクションの手法とシンクロする学びを土台に6年間の教育環境をデザインしているということです。伝統と21世紀型の学びを統合しているということですが、この伝統というのは、実は、論事と啓蒙思想のスクランブルです。

★創設にかかわった先人が凄い人物ばかりで、渋沢栄一などもいます。中江兆民もいます。両者とも論語の精神が身体化されていると同時にフランス思想を取り入れた人物です。

★もともとフランス啓蒙思想は論語にも影響を受けていると聞き及んでいますから、二松学舎の伝統は、限られた歴史の伝統ではなく、連綿と続く普遍的な精神で、その普遍的な精神を、21世紀に必要なグローバル教育、ICT教育という器に入れているのでしょう。そして自問自答は、現在の「探究」においても対話とか問い作りとかリフレクションとかメタ認知などという言葉で置換えられていますが、同じ質のものです。いやもっと根本的なのかもしれません。

★同校の総出願数が、首都圏模試センターの出願倍率速報によると、過去3年間ずっと右肩上がりなのは、このような伝統と革新が統合されている新しく深く緻密に教育が構築されているからでしょう。

★今後、二松学舎大学附属柏中高の教育の進化について及び柏市の教育動向について注視していく必要があります。新しい教育の変化が生まれる拠点の1つだからです。

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