聖パウロ学園高等学校 生徒1人ひとりの内面の光こそが重要であるという 新しいカトリック学校
★聖パウロ学園高等学校に入学してくる生徒は、学校説明会などに訪れたときに、自分の内面に光が灯るのを感じるはずです。パウロは、カトリック学校ですが、毎朝ミサなどはありません。先生方の朝礼に生徒(委員会がある)もいっしょに参加して、共に学校を創る内なる情熱を大切にするところから始まります。この「共に創る」というマインドとアクションそしてスキルが実に大事なことに、受験生は最初は明快にはわからないかもしれませんが、何かを感じて内面に火が灯るはずです。
★パウロの本拠地である恩方地域の小中学校の運動会などボランティア出動するのはパウロ生です。地域も「共に創る」というわけです。八王子芸術祭でもボランティア出動します。八王子の国際交流会などでも日本語を母語としない外国人の子どもためにボランティア出動をします。フードバンク八王子でフードロス問題をなんとかしようとボランティア出動する生徒もいます。学校のみならず地域も「共に創る」というアクション。
★部活も野球部を先頭にそれぞれがパーパスを抱き突き進みます。それぞれの部活も「共に創る」のだと。チームワーク。それは「共に創る」ことです。
★体育祭もパウロ祭も同じですね。
★「共に創る」というマインドとアクション、スキルの内なる光は、思考と感情と情熱へと拡張し深くなります。そして、その意味が再び自分のマインドを豊かにしていきます。パウロが思考型教育を大事にしているのは、学校、地域、イベント、ボランティアなどその「共に創る」マインドとアクション、スキルを多くの領域に「転用」「拡張」「転換」など創造性のスキルを身につけるためでもあります。
★そして、極めつけは森の教室での学びです。この教室自体、生徒と共に創りました。
★これはまさに小島綾子校長の教育の真骨頂です。この森の教室は、パウロの生徒がダイレクトにOne Earthと接しているということに気づく拠点です。グローバルな空間に包まれたパウロのキャンパス空間であり時間です。地域を共に創ることは、地球を共に創ることです。
★この内面の発想と意志の光へと変容していくのがパウロ生です。
★ミサにしても、年に3回くらいしか行いません。しかし、大事なことは内面の光のシンボルであることが理解できることです。そのためには、「転用」「拡張」「転換」というクリエイティビティが大切ですね。
★この智慧が、探究における教科横断だとか、大学での学際的な協働的研究へと「転用」「転換」されていくのです。
★一般入試で大学へ進んでも、その「共に創る」マインドとアクションとスキルは、大学に行ってから役に立つでしょう。パウロが得意とする総合型選抜は、パウロの体験が、ダイレクトに学際的大学の研究に結びついています。
★もちろん、知識は大事ですよ。ただし、知識は智慧として「転換」できる思考型教育があってこそ大きな効力を発揮します。
★共に創るアクションの1つとしてとても大切な行為は、対話です。「共に創る」授業、行事、部活、ボランティア・・・すべてに内面の光を灯し続ける対話があるのです。
★パウロには、修道会と精神的な繋がりはありますが、直接的な経営的なつながりは切れています。それゆえ、神父もシスターも常駐していないのです。宗教の専任の先生はしっかりいます。しかし、かれは神父ではありませんから、カトリック的な祭儀は執り行うことはしません。
★でも、それでよいでのす。12使徒のトマスの生き方は、権威を嫌い、教会に頼ることなく、形式を嫌い、内なる光こそ、キリスト教の真髄だと。イエスと「共に創る」「共にいる」ことが大事なのだと。見えないものを大事にすることができるようになるときこそ、真理という道を歩いている時なのだと。
★その精神は聖パウロにもひきつがっれました。トマスは、12使徒の中では、メインで扱われることはあまりないのですが、なぜかいつもイエスの側にいて、「わからないものはわからない」と直接問いかけるのです。周りの使徒は、トマスは、主イエスを理解していないのかと。ところが、あのレオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐の絵にあるように、そこでは、みな理解していなかったことが明らかになる衝撃の時間が描かれるのです。それがゆえに、その後の使徒は険しいいばらの道をむしろ幸福だと思って突き進む運命となるのです。
★共に創ってきたはずの12使徒。実はみな理解できていなかったのです。トマスは、勇気を出して、「わからない」ことはわららないとイエスに説明を求めるのです。他の使徒は、そんなことは恐れ多くとまだ内面に権威なるものが邪魔をしていたのかもしれません。トマスは、最初にイエスと共にあらゆる困難を共にすると宣言もしています。理解ができなかったのではないのです。もっと理解したいという意志と問いかけを大切にしていたのです。パウロの探究とは、この道をたどることです。
★その12使徒トマスを愛したのが、欧米の思想の発露となった、今でいう探究のプロセスのマニュアルを書いた中世の大思想家トマス・アクイナスです。トマスーパウロートマス・アクイナスの系譜。フラットでフリーで、フェアでフラタニティーを愛する内面の光を自ら輝かせる主体性。それを生徒と共に教師も創り続けています。
★もちろん英語やPBL、ICTなどの学びの道具はかなり揃っています。でも大事なことは、その道具は、やがて内面化するのです。道具であるだけでは、自分事ではありません。利用する者と利用される物という関係は、フラットでもフリーでもフェアでも、フラタニティでもないのです。
★パウロの生徒は、そのような世界をよく観察(オブザーブ)し、課題を発見し、それをどうしていくのか見定め(オリエント)ます。すると自分は何をすべきか意思決定(ディシジョン)ができます。そして、その意志を貫くアクション!です。このOODAbleな内面の光が灯っている限り、地球のどこに行っても活躍できるでしょう。多くの地球市民と「共に創る」マインドとアクションとスキルを磨きながら!
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