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2023年10月27日 (金)

中学入試コミュニケーション(08)探究型の学びと一般選抜対策解答力の合力が、学校の魅力を生み出す。

★中学入試において各私立学校が生徒募集を成功させるためにいろいろな創意工夫がなされています。しかし、いずれにしても教育内容の魅力がなければ生徒募集が成功しないのは今や明らかです。

★かつては、入試要項、進学実績がポイントでした。しかし、入試要項の革新は、どこも行ってきてそれほど大きなインパクトはなくなってきました。それでも毎年少しでも変えることは意外と大事なのですが。

 

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(合力が、結果的に偏差値を右にシフトさせる)

★進学実績は今も大きなポイントですが、総合型選抜や英語の資格試験のスコアなどでも、いわゆる偏差値に関係なく合格できるようになってきたため、中学入試時の卒業時の偏差値の相関はかなりフラットになってきました。

★しかし、大学受験業界はそれでは市場が縮小するので、大学の偏差値ランキングなどのくくりで中高のランキングを出したりやはり創意工夫しています。

★そんな状況の中、3年間じっくり探究型タイプの学びを行うことで生徒の好奇心・開放的精神・問いづくりの自走ができるようになる学びの環境をつくって、少しずつ一般選抜対策型の解答力を強化する授業をしていく学校が増えてきました。

★不思議なもので、生徒は急に伸びるのです。一般選抜対策の解答力を鍛えているだけでは、好奇心や意欲というものがすべての生徒の内面に湧き上がってくるわけではありません。一見この対策は合理的で効率が良いようですが、オール学校の勢いというものがうまれにくいのは経験済みです。

★先に探究型の学びで好奇心や興味・関心がわき上げる体験や対話ができる開放的精神が広がり、自分で問いを生み出していく状況ができると、不思議にも一般選抜対策を自走していくようになるようです。もちろん、そおまま総合型選抜でチャレンジする生徒もたくさんいます。

★こうして、3年くらいじっくり2つの軸を行い、合力としてのベクトルを生み出していくとその学校の魅力がにじみでてきます。

★一方で、ふしぎなことに探究型タイプの学びだけやっていても、意外とそうならないのです。ユートピアとディストピアの弁証法が生み出すプロトピアが生まれるとき、オール学校で人間力の多様な魅力があふれ出るようです。どんな学校がそうなのか?

★実は偏差値レンジに関係なく、それを行うと魅力があふれでます。すでにみなさんは説明会に行ってそれを感じられているはずです。私が例を挙げるまでもないでしょう。

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