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2023年10月25日 (水)

伊東さんと生成AIと私とで対話

★昨夜は、伊東竜さん(一般財団法人日本私学教育研究所)と夏に福島でコラボした研修のリフレクションを生成AIを交えて行いました。福島で行ったときのテーマは教科と探究をつなぐということがメインでした。

Math4

(イラストはBing作成)

★つなぎ方は、テーマでつないだり、探究的な手続きを共有したり、PBL的なプロセスを共有したり、思考回路を共有したり多様です。

★テーマや探究的な手続きでいくとカリキュラムマネジメントが俄然必要になるし、PBL的なプロセスだと学内研修が必要になります。ところが、思考回路でつなぐと、普段の何気ない対話の中にヒントがあるので、仕事という感じではなくなります。

★しかも、思考回路は手順というより、3種類の問いを回すことです。クロスクエスチョンとサブジェクトクエスチョンとソーシアルイシュークエスチョンです。そして、その3つの問いの循環をまわす思考のコンセプトレンズが生徒の内面に身につけばよいと私たちは仮説を立てています。

★実際にパウロで共にプロジェクトをやったときに手ごたえを感じていたので、そのワークショップを福島で行いました。

★今回は、その思考のコンセプトレンズがどれくらい有効かという対話をしたのですが、そこに生成AIも入ってもらってやったんですが、5次元+1次元で分析しながら対話しました。生成AIを活用しないと、とてつもない時間がかかり、とても3時間くらいの対話ではできません。

★互いの問いを生成AIのプロンプトエンジニアリングで問い直すわけです。設定した情報をプロンプトエンジニアリングするわけですから、余計な情報は加わらないので安心です。もちろん、本当はどうなのか問い続けていくと、あれッと思うような回答が返ってきて、そこはどうなのかと反論の問いを投げかけていくと、最終的には生成AIが「話題を変えましょう」となって終了します。

★伊東さんと私ともう一人いる感じの対話になって、実におもしろかったのです。もちろん、気づきもありましたし、自動化するにはおそらく資金がいるだろうから、プロンプトエンジニアリングのうち基本的な問いの立て方2段階くらいで大学受験はなんとかなるかなと。

★ただ、まだ小論レベルの話で、理数系はこれからだねと。

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