【研究所ブログ第4回】は初任者研修の新しい仕掛けについて紹介
★「【研究所ブログ第4回】初任者研修の新しい仕掛け」では、私立学校の初任者研修で、先輩である委員の先生方が、自分たちと同じような複眼思考ができる柔軟性と、その柔軟性を持続可能にする時空の余白がデザインできるようにという思いが反映されているWS体験を行ったことについて紹介されています。
★複眼思考を持つには、テーマを自分で選択したり作ったりする必要があります。そして、創るには、時間的空間的余白のデザインが欠かせません。開放的精神がないところに好奇心も創造力もわいてきません。
★それを実現するために、マクロ、メゾ、ミクロの多面的なフェーズに分けたテーマを設定しました。そこから2つを自由に選択して受講し、気づきの中からでてきた探究したいとテーマを一人一人が書き出し、共有。仲間をつくって対話をして、また全体と共有するという流れでした。
★このWSはOST(オープン・ステージ・テクノロジー)というワールドカフェを組織開発に応用できるようにしたハリソン・オーエンの開発したものを委員の先生方は活用しました。
★仲間づくりや対話の方法をコントロールしないので、果たしてどうなるか不安もあったようですが、やはり深く自分を見つめる参加した先生方。そしてそれに共感することで絆も広がるという成果が生まれました。
★研究所ブログでは、参加した先生方のアンケート回答を紹介しているため、先生方の気持ちがしみじみと伝わってきます。
★このOSTは、他の委員会(東京私学教育研究所のサポートする委員会は25あります)の先生方にも興味と関心を喚起しています。OSTのおもしろいのは、シンプルなコンセプトルールは共有しますが、それ以外は委員の先生方が、創意工夫することが肝要で、プログラムデザインをする過程も複眼思考を柔軟に活用し対話をする仕掛けになっているのです。
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