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2023年10月23日 (月)

聖学院の目に見えない魅力②多様な才能が開花する土壌と早川先生の観察力×洞察力

★早川先生のお話をお聴きしていると、高校新クラスとして設定されたGICも今年一期生が卒業年を迎えていて、すでに総合型選抜など推薦入試型選抜で結果を出し始めていて、手ごたえを感じていることがわかります。と同時に、中学から高校にシフトする時に、大学入試の方法の種類や超難関大学と難関大学の区別でコース分けをしているのではないけれど、それ以外の生徒の内面の豊かさや1人ひとりの才能を開花する条件でコース分けしているということは、目に見えないので、表現するのが難しいと静かな情熱をもって語ります。確かに見える化は難しいけれど、説明会に参加すると多くの受験生・保護者にはしっかりと伝わるというのが、目に見えない内面的豊さの共振力です。

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(正門からスロープを歩き階段を上っていくと生徒の才能・賜物があふれているシンボルが目に飛び込んできます)

★共振力があるのは、聖学院の人気をみればそれでわかるので、それでいいのではないかと思うのですが、早川先生は、理科の教師でもあり、MITメディアラボの考え方をレゴの認定ファシリテータとして受け継いでいますから、大切な想いや才能の豊かさをビジュアライズ(可視化)したいのだと語るわけです。

★ビル・ゲイツやジョブスが憧れたノーベル賞受賞したファインマン博士は、たしかに好奇心・開放的精神・問い生成のループは科学者の基本的能力だと語っています。早川先生がそのようなファインマンの眼差しとシンクロしているのは偶然ではないでしょう。

★というわけで、早川先生の考える「その大切な中学から高校にシフトする際の生徒1人ひとりの才能開花の方法の違い」とは何でしょう。私の能力では追いつけないのですが、聖学院の先生方と今まで対話してきたことを思い起こしながら、考えてみたいと思います。

★早川先生は、先輩教師の考え方やものの見方感じ方を多角的に観察し、洞察してきた結果、それらを統合する考え方をしているようです。伝統と革新の統合の生成する過程とはこういうことなのだと感動しました。

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