探究と教科授業の結合って、遊びと科学の結合ということ?❹深澤良彰教授の生成AIの捉え方ヒント
★月刊高校教育 2023年 10月号の巻頭インタビューは、深澤良彰教授(早稲田大学理工学術院教授)。「生成AI時代の教員像とは?(上)」というテーマで語られています。ソフトウェア工学という側面から語られているので、学校の日常の枠を少し良い意味で超えているのが面白いです。
★プロンプトにどのような問いを投げかけるか、それは同時に人間の思考過程を生成AIと対照しながら、そのズレを認識し、さらにそのズレを明らかにしていく問いをこちら側が創っていくというコトの重要性を語っているのだと理解しました。
★ビジネス界では、よくプロンプトエンジニアリングと呼ばれている領域です。
★このプロンプトエンジニアリングの達人になるには、まずは生成AIと教師も生徒も遊んでみることです。そして、こちらが多角的に問いを見出せば見出すほど、生成AIは反応してきます。そして、最後に話題を変えませんか?と生成AIが言ってくるほどになります。そこからは、オリジナルで自分が考えるしかないわけです。
★考えたものをまた生成AIにどうだいと聞くと、話題を変えようといってきたのに、突っ込んできます。
★しかし、そもそも多角的に問いを生み出すにはどうしたらよいだろうと、興味と関心がそれほどなかったらどうしたらよいだろうと、ふと立ち止まってしまうこともあるでしょう。そんなとき、どうしたら生徒自身が問いをつくれるのか?とかそもそも興味と関心を持てていない場合どうするのか?など生成AIに問うと、一般的かもしれないけれど、なかなかよい答えが返ってきます。
★日常においてその生徒が好きなことについて、尋ねてみたり、その過程で、どうする?と選択意思決定をさせるような問いをだせばよいのではという回答は、いまさらですが、確かにと思います。
★生成AIとのこの対話は、まさに遊びと科学の結合だし、CODを養うシミュレーションにはなるなあと。深澤教授の次号の巻頭インタビューを楽しみにしています。
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