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2023年9月 6日 (水)

聖学院と昭和女子大附属昭和 タイ研修の大切な意味

★聖学院のタイ研修は長く続いていてとても重要な意味を持続可能にしています。facebookで知ったのですが、昭和女子大附属昭和もタイのチェンライで研修をしているようです。両校とも同じエリアに行っています。同じと言っても広い山岳地帯だろうし、連携している現地のNPOや財団などは違うでしょう。でも、このような地で、研修を行うのは大切な意味があると感じます。

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(聖学院では、タイ研修後のレポートやリフレクションを毎年冊子にし、11月2日、3日の記念祭で販売します。売り上げはメーコックファーム財団などに寄付されるでしょう)

★両校とも、グローバルリーダーやグローバルアントレプレナーシップを育成するというパーパス(存在理由)があると思います。大切なのは、この概念が、タイ研修では深まるということなのです。

★同じ地球ですが、東京の都会とは違い、日常が大自然の中です。人間はこの大自然を目の前にすると、謙虚になります。謙虚なもの同士が交流します。場所は違っても、地球という同じ大きな自然の中で私たちは暮らしていたのです。

★そういうことに改めて気づくわけです。衝撃的に気づくわけです。

★そして、いやそれなのに、チェンライなどの子どもたちが社会課題の中で暮らしているのを見るまで、同じ社会課題に取り囲まれている自分たちに気づかないでいたことに改めて気づき衝撃を受けるのです。

★そして、そこからグローバルリーダーとしてあるいはグローバルアントレプレナーとして、協働して行動し始めるだろう聖学院及び昭和女子大附属昭和の生徒たち。自分たちは小さな存在であることに謙虚に気づきながらも、自分たちの一見ささやかな社会課題解決のために行動することが、この一つの地球につながる実感を感じる生き方を知る大切なタイ研修。

★何もタイでなくてもよいのですが、このグローバル教育は、先進諸国のエスタブリッシュな高校留学とはまた違う大切な人間存在への視座が広がるわけです。

★聖学院も昭和女子大附属昭和ももちろん、海外留学などの研修も行っています。さらに、このような研修も行っています。「グローバル教育」とは何か?その深い本質的な意味を考えるとても重要な機会をわたしたちに与えてくれる格好の事例です。

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