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2023年9月 1日 (金)

工学院 多様なプロジェクトで成長する生徒たち

★先月8月は、どの学校でも夏期講習や合宿研修で大忙しだったと思います。工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)もその例外ではありません。教務主任の田中歩先生がほぼ1カ月、中3のオーストラリアの研修に同行され帰国されました。そしてメールを頂きました。間近で生徒が成長していく姿を見られるのは本当に感動的だと。

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(写真は同校特設インスタグラムから)

★工学院の公式ブログには、その他の多様なプロジェクトの記事が満載されているのですが、今回の中3のプロジェクトの記事は載っていません。そのいただいた歩先生からのメールには、インスタグラムよかったらどうぞとありました。そういえば、歩先生が出発する前に、インスタグラムに今回はアップしますからと言っていたのを想いだしました。

★これを機に、登録して覗いてみました。するとほぼ日インスタになっていました。歩先生は、見てくださいと直接は言いません。常に選択判断は相手に任せるコミュニケーションをとります。それは生徒とも同じですね。今回は私の判断が遅かったです。言われたらすぐに登録すべきだったと。リアルにチャットができたのにと。機会大損失!

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(写真は同校特設インスタグラムから)

★ブログにも載るだろうとアンコンシャスバイアスが働いてしまいました。なぜ、今回はインスタグラムだったのか?それは歩先生が生徒に密着しているので、リアルタイムでアップし、それによって生徒が目の前で成長していく軌跡を描こうとしたに違いありません。

★パンデミック以前は、中3は8月に全員オーストラリアで研修だったのすが、今回の「海外異文化体験研修2023」は、オーストラリア、シンガポール、国内研修(本校)に分かれて体験研修を行ったようです。

★担当の先生方が、日々の生徒の様子を載せていたのですね。生徒が成長するその変化を見逃さない教師の眼差し。共感的コミュニケーションが浸透している工学院の教育のベースを改めて感じ入りました。

★それにしてもこの夏、工学院の生徒は本当にいろいろな経験をしています。2023年8月、アメリカ、フロリダのタンパにあるCarrollwood Day School(CDS)で、ラウンドスクエアの交換留学生として過ごした高等学校2年生もいます。その生徒からの報告が同校ブログに掲載されています。次のような箇所は、すてきです。

「フロリダへ一人で行ったCDSでの経験はとてもいい思い出です。ホストの家族から、フロリダの歴史や伝統や文化をたくさん教えてもらい、まだこの世界のほんの一部しか知らない自分が小さく感じました。とても感謝しています。ぜひまた行ってみたいと思いました。 ありがとうございました。」

★英語の勉強をしに行ったということもあるのでしょうが、それは第一義的理由ではなかったことが推察できます。新たな世界に真摯に向き合うことで、自分というのを見つめに行っているのです。メタ認知というか自己内省的視点で、自分の今の状態を認識し、今回のようにさらにチャレンジしていくことでしょう。そのような機会をいただいたホストファミリーやこのような設定をしてくれた先生方や多くの方に心から感謝しています。これぞグローバル教育の真骨頂ですね。

★また、International Sports Collaborationも行われたようです。Round Squareに加盟するインド、バングラデシュ、ケニヤ、日本の4校が共催するスポーツイベント。「スポーツを通して、ラウンドスクエアの理念、IDEALS(Internationalism, Democracy, Environmentalism, Adventure, Leadership, Service)を達成する」と英語科主任の中川先生がコメントしています。

★グローバル教育が、英語の学習や探究的な活動のみならず、スポーツの交流を通して高い志IDEALSを呼び覚ます活動になっているわけです。凄い学校というより他になにがありましょう。

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