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2023年9月10日 (日)

対話関係を生み出す分解・統合・変形ワークショップ 伊東竜氏とコラボして➋

★「<教科と探究>のつなぎ方・<学習指導と生徒指導>のつなぎ方」というテーマに絞ったのは、伊東氏が日本私学教育研究所で全国の私学の先生方と話したりアンケートを整理する中で、同様に私も東京私学教育研究所で行う研修で東京の私学の先生方と対話する中で、ここは重要だと互いに思ったからです。このつなぐ媒介項は、実はマインドフルネスや心理的安全をつくるワークショップやSELのセミナーなどで行われているのですが、その媒介項それ自体は、あまり注目されてこなかったことです。主体的だとか思考力だとか判断力だとか表現力が大事なのはみなわかっています。

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GLICC Weekly EDU 第93回「聖パウロ学園:偏差値では測れない複眼思考型教育~すべての生徒が才能者」 は、伊東氏がパウロ時代に出演した動画ですが、そこですでに思考のコンセプトレンズの種の種の話に触れています。参考になると思います。そして、今のパウロ自体は、小島校長のもとでさらに次の次元に行っています。)

★しかし、どうやったら主体的になれるのか、どうやったら思考力が身につくのか、判断力は?表現力は?ということなのです。もちろん、いろいろなワーックショップを行ったり探究をデザインをすると、主体的になる生徒もいるし、思考力も身につける生徒もいるわけです。しかし、全員が自分の才能に気づいてとはならないのです。そこは、その主体的で思考力ある生徒のその暗黙知を明らかにし、共有するという作業が必要です。

★伊東氏と挑戦したのは、そこでした。いわゆる偏差値50行くか行かない生徒がどうやったら上智をはじめとするカトリック学校に合格する思考力・判断力・表現力を自ら掘り起こせるようになるのか。自ら掘り起こそうとする生徒は主体的になるのは当時生徒たちの様子から私たちは理解していました。上記の動画で伊東氏が話している時は1年前で、その成果がまだ未定でした。しかし、この春成果がでたとき、やはりそうだったんだということが了解できたわけです。

★そこから、工学院の田中歩先生と相談して、互いの学校の教育デザインを統合して新しい教育デザインを創ろうとなったわけですね。それを福島でも共有してきたわけです。

★つなぐということは対話関係をつくることです。信頼とか絆とか。それができたとき、そこには共感的コミュニケーションが広がっています。これは田中歩先生が先生方と協働して創り出すのがうまいわけです。

★パウロは、生徒が自己組織化して考えたり動いたりする態勢を生み出すのが得意です。今教頭の大久保先生はこのデザインは天才的です。

★伊東氏はその状況を数学的思考で機能を見出すのがうまいですね。私は、そういう状況すべてに起こっているシステムをメタローグに転換しようとする姿勢があります。姿勢と言ったのは、結果はどうわからないからですが(汗)。

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