リベラルアーツ 理数教育 探究 AP 高大連携
★昨日は一般財団法人東京私立中学高等学校の常任理事会と理事会でした。毎月2回あるのですが、8月はありませんでした。久しぶりということもありますが、各私学は、2024年度を見据えて秋の陣に進みますから、会の合間の立ち話で、臨場感ある次の計画の話題が盛り上がります。いつも研修ですれ違っているある校長と瞬間的でしたが対話ができました。AP化する高大連携から始まり、リベラルアーツや探究の学際的統合の話やそうなることによって総合型選抜というよりAP的な明確なプログラムができるとか、いわゆる受験のためではない理数教育の流れとか、ビジョンレベルではなく来年から進めていくという実装段階の話になったり、今度そのリアルなシーンを見学させてくださいとか盛り上がりました。
★この手の話は、いつもは結構ひかれてしまうのだけれど、勇気をだしてリクエストしてみると、意気投合となったので、台風のこともあったのですが、夢の中でモヤモヤしていました。
★そんな状態で今朝目覚めてスマホをチェックすると、東洋経済ONLINE(2023年9月8日)の記事「現代の高校生がわからなくなった数学の基本問題 「p⇒(ならば)q」の否定文から考える数学教育」が目に入りました。
★研究所の同僚で数学委員会をサポートしているメンバーにすぐにシェア。すぐに同僚もこの記事を書いた芳沢 光雄先生(数学・数学教育者。東京理科大学理学部教授、桜美林大学リベラルアーツ学群教授などを歴任し現在、桜美林大学名誉教授)のほかの著作を読んでみたいとなりました。
★芹沢先生は、桜美林で、リベラルアーツ学群に所属していたので、昨日のリベラルアーツと理数教育の話と結びつきました。しかも、同記事でこう語っています。
「数学についての理解力は個人個人で大きな開きがあるので、早く進む生徒もいればゆっくり進む生徒もいてよいはずだ。横一線の教育を見直し、文系・理系を問わず、誰もが個人個人に見合った数学の教育を受けさせてあげたいと考える。それが、技術立国日本の再生につながることであろう。」
★ますます興味津々。次のような書籍も書かれていて、暗記算数や暗記数学をクリティカルシンキングされているようです。
★今のところ生成AIはリベラルアーツの幾何などについてはまだまだ対応できないといわれています。海城や武蔵、成城学園のように、幾何を幾何として学ぶのではなく、それ以上の発想を学ぶのがリベラルアーツ的な発想でしょうから、生成AIにとっては難問かもしれませんね。
★ようやく学校教育法51条を実現する世の中になってきたようです。
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