トキワ松学園の魅力 田村校長が丁寧に教師や生徒の活動を意味付け
★昨夜、GLICC Weekly EDU 第141回「トキワ松学園ー 探究女子の育成」に、校長の田村直宏先生がご出演されました。柔らかいトークと強い意志が絶妙に織りなされていて、実際に動画を見て頂くと感動が伝わります。こんな校長がいる学校って凄いじゃないかと。ぜひご視聴ください。
★視て頂くと、「職員室が仲良ければ、すべてうまくいく」という信念を貫き通すその行動力は真のリーダーだとすぐに伝わってきます。とにかく、先生方の活動、生徒たちの活動をきめ細かく観察し、一つ一つすばらしい意味があるのだということを掘り起こしていきます。こんなにすばらしい土壌がすでにあるのだと耕していくのです。
★そして、そこに思考力教育、国際力教育、美の教育を探究女子というコンセプトで全部結合していきます。もちろん、すでに結合されているのですが、そのことを言語化して、意味付けして、先生方と生徒と保護者と丁寧に共有していくわけです。
★ポジティブな化学反応が起こりますから、学内は幸せな雰囲気になります。それはPeer Effectを生みますから、結果的に様々なコンクールで生徒が優秀な成績を収め、結果的に総合型選抜などで大学合格実績も伸びるわけです。
★それに思考力も国際力も美も人々が幸せだと感じる成果を生み出しているのはすてきです。トキワ松学園の教師も生徒も保護者もそしてかかわった人々もみなwell-beingになるわけです。
★こんな学校を、日本全体に広げたいという田村校長の軽やかでそれでいて強い愛ある言動は、すでに多くの外部団体との連携に流れていっています。
★それにしても、田村校長の理数的発想は、たしかに興味深いです。社会科学系だと価値の自由でいろいろな考え方が拮抗していて、そのような学問知を現場に持ち込むとみんなが1つになるのは結構難しいものです。ところが、理数的発想は世界共通語ですから、真理は真理というシンプルな発想で行けます。
★もちろん、シンプルな発想が現場で具体化される段階では多様な手法がでてきますから選択判断や合意形成は必要です。しかし、軸があれば、迷ったら、みんなでそこに還ることができます。
★言うまでもなく、その理数的発想は、受験のための理数の技量の話ではありません。田村校長は、その技量は絶大ですが、その技量が生まれる理数発想の領域を教師と生徒と共有しているのでしょう。
★いったい、その理数発想って何でしょう?それは田村校長が、すでにトキワ松学園が形づくってきた探究、思考力、国際力、美の本質部分を変えずに組み合わせ方や拡張の仕方、新しい出会いなどとの結合の仕方などで変形しているその言動の姿に埋め込まれていると思われます。
★回を重ねてご主演頂きながら、田村校長の暗黙知を学んでいきたいと強く感じました。みなさまぜひご視聴ください。幸せはうつりますから。
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