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2023年8月26日 (土)

2023年東京都私立学校展⑧東京私学集結の意味 探究の進化が止まらない

★私立学校展で、成立学園の宇田川先生にお会いしました。いつも生徒といっしょに未来を創っている成立学園の先生方の姿について熱く語ってくれます。ブースの背景には、2010年に中学が創設されたときから変わらぬ氷山モデルの絵でした。2025年には、中学創設15年を迎えますが、創設以来未来型教育を行ってきた同校のシンボルマークです。

Seiritsu

★サイトにもある、この氷山モデル。ナショナルジオグラフィックを活用する同校ならではのいわばロゴです。創設当初は「見える学力×見えない学力」は、わかりやすいだけに、期待感は高かったのですが、何せ実績はまだまだだったのは当然です。ですから、それまで行ってきた農業体験プログラムなどが見えない学力の例でしたが、今では、農業体験というローカルアクションに、アースプロジェクトというグローバルアクションが加わり、ナショジオによるグローバルシンキングが深みを帯びています。まさに<Think globally, Act locally. Think locally, Act globally>です。

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(GLICC Weekly EDU 第129回「成立学園ー『探究!見えない学力』ー」)

★しかし、もっとすてきなのは、そのようなプロジェクトが今や教師と生徒が創る「探究」活動に発展していることです。日本中の高校が、2022年から新学習指導要領が本格実施され、さてどうやって「探究」の授業デザインをしていくのか、苦心しているのですが、成立学園のように、新学習指導要領改訂前に、すでに独自のプロジェクト学習を始めていた学校は、東京の私立中高一貫校では多いですね。

★今回のイベントでも、「探究」の豊かな活動を、成立学園のように、熱くプレゼンしている各校の先生方の姿が目立ちました。

★そして、この私立学校展で各校がプレゼンしている「探究」は方法論というより、見えない学力という、思考・判断・表現を生み出す知のコンセプト(種)を生徒が探し当てる深い学びに進化しています。

★見えない学力を標榜してきた成立学園はその先駆者であるといえましょう。

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