私立学校の教師はアントレプレナー。生徒の才能という無形資産を生み出す「ザ・教師」
★この夏は、日本私学教育研究所や東京私学教育研究所のサポートする私学の先生方で構成される多様な委員会が企画運営している研修が目白押しです。すべて参加することはできませんが、参加したり見守ったり。そして改めて気づいたことは、私立学校の教師はアントレプレナーだったということです。
(画像はBingが作成)
★昨今、ウェルビーイング経営ということが叫ばれています。どうやたっらウェルビーイングか?その中心に人材育成というのがあります。それは以前のように、決められた業務のスキルアップやリスクリングということだけではありません。スタッフ一人一人の才能を開発し、イノベーションが生まれてくるようなクリエイティビティを大切にする育成です。
★このように育っていくスタッフのことを人的資本なんで呼ばれていますね。
★学校にはなじみがないというか、もしかしたらアレルギー反応を起こす先生方もいるかもしれませんが、生徒も人的資本として育成しているのが私立学校です。
★企業と違って、目標の有形資産を生み出すわけではありませんが、間違いなく生徒1人ひとりの才能開発は将来有形資産を生み出す無形資産を生み出しています。
★研修はそのためにどんな学びの環境をデザインするのか、その環境を運営する資金を捻出する経営を創意工夫するにはいかにしたら可能か、そのような環境に衝撃を与える危機を管理するリスクマネジメントやリーガルマインドをいかに学ぶかなどそれぞれの委員会でテーマを決めて研修が行われているのです。
★まさに私立学校の教師のアントレプレナーシップが溢れ出ている今夏です。
★このような創意工夫とリスクマネジメントで生徒を安定的に獲得していくのです。私立学校の教師は1人ひとりが経営的視点やアイデアももっているのです。アントレプレナーでありイノベーターなのです。つまり「ザ・教師」です。
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