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2023年8月28日 (月)

生徒と共に学びも学校も創るプロジェクトの成果❶ 21世紀型教育機構 SGT教育プロジェクト

★昨日、和洋九段女子FUTURE ROOMで、「SGT教育 プロジェクト 総括発表会2023」(21世紀型教育機構 教育研究センター)が行われました。教育研究センターの主席研究員の児浦先生、主任研究員の新井先生が、ナビゲートしながら会はワールドカフェ風に対話を深める会となりました。生徒が中心なのですが、生徒と共に学びを創って来た各校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)も対話に参加するシームレスな壁のない対話でした。私は午前中別のイベントがあり、終了後参加したので、少し遅れてしまいましたが、全体の居心地のよい雰囲気を感じることができました。

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★このプロジェクトは、1年前からじっくり進行してきました。21世紀型教育機構の加盟校は、すべてPBLを実施しているので、このような探究活動はすんなりいくはずなのですが、今回は、4校の生徒が参加して実施するプロジェクトですから、それぞれのPBLの作法が違うので、調整をするワークショップから始めたようです。またチェンジメーカーがキーワードでもあったので、マインドセットを十分にしてからジャンプしていたようです。

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★そして、A、Bの2つのチームに分かれて実施されました。Aチームは、フードロスをテーマとして設定したようです。その設定にいたるまでには、Zoomなどで、幾度かミーティングも重ねたようです。そして、千葉県木更津にあるクルックフィールズにフィールドワークに行ったようです。Bチームは、フィールドワークを学校にしました。3校が参加していたので、互いの学校を見学・観察・ワールドカフェを行いながら、自分たちで学校をどう創っていけるのかがテーマになったようです。土曜の午後を活用しながら、フィールドワークをしたので、互いのスケジュールを調整したり、それぞれの学校に許可をもらうためのコンサルテーションの必要性などに気づきながらのプロジェクト活動だったようです。

★マインドセット、フィールドワークなどベクトルのすり合わせや多角的な観察ができる対話の環境デザインなど生徒と教師が創意工夫するその過程は、すさまじかったと思います。

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★そのようなすさまじい学びの過程の中で、生徒は、多角的に観察したデータを分析する対話を通して、構造やシステムを再構築したり、新たなシステムを構築したりしていたことがわかるプレゼンでした。

★複数の学校の生徒と教師が協働して探究の活動を行っていったため、社会課題解決実装にまでいきついたその成果はパワフルでした。

★そして、さらにこの会では、互いにフィードバックするワールドカフェ風の対話空間に自在に変容していました。(つづく)

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