クラウス・マケラと藤田真央 シン・モーツァルト
★NHK8月6日放送「世界が注目する若手音楽家」をたまたま途中から見ました。クラウス・マケラ指揮するモーツァルトの「レクイエム」全曲と藤田真央が弾くラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」の一楽章の途中まで。録画しておけばよかったけれど、友人から電話がはいり、頭が回らなかったわけです。
★フィンランドのクラスス・マケラは1996年生まれ、藤田真央は1998年生まれ、どちらもZ世代。2050年の世界を創るアーティスト。クラウス・マケラのレクイエムは、荘厳というよりありのままの人間存在を微笑ましく表現していて、死者のためのミサの意味の新しさにクラシックもどこか変わったなと感じました。
★私の中で、モーツアルトと言えば、クララ・ハスキルで、彼女を称える国際コンクールで藤田真央が優勝しているので、レクイエムの次はモーツアルトのソナタを期待していたのですが、ラフマニノフ。チャイコフスキー国際コンクールで2位の藤田真央。ラフマニノフを流すのは当然かと思いつつ、友人と電話ではなしているうちに、昨年、藤田真央がモーツアルトのピアノソナタ全集を出していたのを思い出しました。
★聞こうと思いつつそのままにしていたので、電話を終えた後、放送は聞かずに、CDを聞きました。相変わらず、控えめな自由奔放さが、新しいなあと。
★クラウス・マケラといい、藤田真央といい、伝統的な演奏の枠組みの中で、見事に革命的な作品に仕上げています。シン・モーツァルトだなと。
★未来をネガティブに語る人が多い中で、このような二人の演奏を聴くと、ポジティブな未来が思い浮かびますね。二人の演奏を生み出すには、多くの人が、このシン・モーツァルトを生み出す多様なサポートをしているし、そのつながりは、もちろんビジネスになっていて広がっているのです。
★このような2人の演奏の背景には、どのくらいの人が関係しているかはかり知れません。そのようなネットワークが未来を創り続けているのです。教育改革や政治経済の改革を語る人が、このような2人の演奏の重要性に気づくかどうか。ディストピアとユートピアの分岐点はそのようなところにさりげなくあるのでは。。。
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