生成AIトリセツ本のおもしろさと今井むつみ教授の見識
★生成AIのトリセツ本というかハウツー本は溢れるごとく出版されています。kindleストアにはいると0円(プレニアムか何か入っている方対象かもしれません)でどんどん出ています。ブログで書いていたものを電子書籍にしているのでしょう。そして下記写真の新刊本も出ましたが、よくまとまっています。チャトGPTは、あっという間に使用者が1億を超えたという速度に応ずる緊急出版ともいうべき本の数々。いかにAIインパクトが広がっているのかということでしょう。
★この本のすごさの1つに、多様なAIツールを100以上紹介していることも挙げられます。これもまたAI時代の大きなウネリを示唆しています。
★そして実におもしろいのは、今井むつみ教授(慶応義塾大学環境情報学部)の次の見識を、これらの書籍が共有していることです。
ChatGPTを仕事にうまく活用している仕事の達人たちは、「答えをAIに聞けばいい」というマインドセットはかけらも持っていません。これまでに自分が培ってきた直観が働き、AIのアウトプットの是非を自分が判断できる分野に限定してAIを補助的に活用しています。(≪AIに負けない人の条件 「アブダクション推論」の力を鍛えよう≫日経ビジネス2023.7.19)
★今出版されている本は、実はこの今井教授の語る「達人のマインドセット」が前提になっています。それゆえ、面白いのです。そして、学校現場でも、「答えをAIに聞けばいい」とうマインドセットを払拭する動きがでてきています。
★文部科学省が公開したガイドラインも、そんな安易なマインドセットには規制をかけていますが、「達人のマインドセット」はどんどんやろうとしています。
★そして、この「達人のマインドセット」をもった教師が続々出現しています。たとえば、東京私学教育研究所の学校づくり委員会のメンバーである先生方は、「生成AIの達人マインドセット」を持っているのです。
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