早稲田大学政経の一般選抜 総合問題から学ぶ 総合型選抜にも適用できる。
★早稲田大学の政治経済学部の一般選抜の総合問題は、課題文が日本語と英語。課題文というより資料という感じですね。今年春の問題には、いくつか資料がでていたのですが、同大学の橋本健二教授の著書からも(下記写真)出題されていました。
★入試問題で焦点化されていたのは、日本社会における階級差と自己責任論を掛け合わせて、何が問題なのか、何がこれから問題が大きくなるのか、その理由と、解決策を考えるという点では、総合型選抜などの小論文と変わりはありません。英語のエッセイライティングも200語くらいで書く問題でした。アートと理数系の科目の優劣をどう考えるかという感じの問題でした。
★いずれもよくある問題のようですが、日本語の方は、データを頭の中でクロス集計しながら考えていく、初歩的なデータサイエンスの力も必要でした。
★総合型選抜は、自分の好きなテーマにある程度絞られますが、同大学同学部の一般選抜は、政治経済全般という幅広い領域からテーマが選択されるために、読書量が膨大になります。
★一般選抜を受験すると何か知識を大量に記憶すればよいと思われがちですが、最近では新書版や大学1年の講義レベルの書籍を読むことが当たり前になっています。
★ですから、PBL型授業は、一般選抜でこそ本当は役に立つ時代がやってきたんですね。なぜなら、一人でそのようなレベルの本を読破することはなかなか難しいからです。
★基本的な教養書は落合陽一さんなどの本を読んでいると全天候型です。あとは、学部によって今回の橋本教授のようなデータエビデンスを軸にしている本の読み方ですが、一人でもできますが、議論しながら行っていくPBLのほうが効果的です。
★本に掲載されているデータだけ見て、何が問題なのか、他にもっとデータが必要なのではないか、橋本教授が何を描こうとしたのか、推理する議論をしていくことです。
★このように文章を読むのではなく、挿絵やデータなどの資料だけ読んで、文章の内容を推理する読み方もありです。
★文章をコツコツ読む方法を「連続テキストリサーチ」、挿絵やデータから推理していく読み方を「非連続テキストリサーチ」とすると、一冊の本の読み方が、探究のリサーチのシミュレーションになるのが了解できるでしょう。
★読書は、「連続テキストリサーチ」しかできないものと「非連続テキストリサーチ」が可能なものがありますから、その使い分けをするとおもしろいですよ。
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