聖パウロ学園 理事会 2030年~2050年を見通して
★本日午後から聖パウロ学園の理事会が行われました。同時間に行われていた高校野球の西東京大会の行方をバーチャル高校野球で時々チェックしながら。立ちあがり当初1点先制されましたが、すぐに取返し、快進撃が続きそうなので、議論に集中しましょうと、理事会を継続しました。なぜか私が議長だったのグダグダにならないようにと思いつつ、行方はやはり気になりましたが、気を引き締めて。
(写真はBingでイメージを作成してもらいました)
★小島綾子校長から、学校の近況報告がなされました。教育活動、部活、森の教室の進捗状況、広報活動の中間報告、進路指導の活動など詳細にプレゼンがありました。
★理事の方々それぞれは、ものの見方や感じ方がほんの少し違いますが、方向性は一致しています。むしろその違いが多面的に議論ができるのでよいのです。また、理事会の始まる前に、小島綾子校長とは複眼的に意見を交わしていたので、調整しながら司会進行できました。評価方法や進路指導の点では、だいぶ進化しているのですが、そこまでは今回の理事会では共有できなかったのは多少残念でしたが、それは次回以降に。
★私の中でも、校長先生からヒアリングした段階ではにわかに整理がつけられなかったということもありましたし、そこはアジェンダになっていませんでしたから、いいかなあと。むしろ進化しているとはこういう動きだなと改めて実感。
★とにもかくにも、理事会自体は。非常に建設的な議論だったし、多様なアイデアやフィードバックもあり、密度の高い理事会でした。教育と資金調達。資金調達の方法は入学者獲得以外にも必要であるという認識は、5年後の80周年記念事業に向けてだんだん盛り上がってきました。
★最後に私見として述べたことは、2030年から2050年にかけて、学習指導要領は、2,3回改訂されますから、80周年事業は、その先を見通して計画を立ていくことが必要だと。そこまでは、理事会で今後予想して考えていきましょうと。そして理事会は終わりました。終了後、パウロの野球部が勝利していたので、ホッとしながら、市ヶ谷の別の委員会に参加するために戻りました。
★その道すがら、まだ妄想段階ですが、総合的な探究の時間はなくなり、グローバルアントレプレナーシップと資金調達の方法のプロジェクト学習がそれに代わるんだろうなあとなんとなく思い巡らしました。その方が明確なんです。PBLとはパーパスが明確でなければうまくいかないのは当然です。
★また、教科の時間は、実は、ここに探究的プロセスが明快に埋め込まれるだろうと。探究活動がなくなるわけではないのです。
★人的資本に教育投資をすることになるわけですね。すると、これまた教育内容は明確になります。これからの人的資本は、知識を覚える力なのではなく、その活用方法を学べる力ということになるし、もっと批判的思考力と創造的思考力を育成する学びに投資が行われるようになります。
★したがって、今の一般選抜で合格実績を出そうというような発想は価値がなくなるなあと。もちろん、一般選抜はなくなりません。むしろ総合型選抜がなくなるでしょう。しかし、それは筑波大学が将来プランしているような口頭試問と小論文になるからです。まえもってエントリーシートや課題論文を提出することはなくなります。入試における生成AI対策は当然になります。
★目の前で対話し、目の前で小論文を書くということになります。
★対話や筆記された小論文は、2030年以降は、すぐに文字データに書き起こすソフトが活用されます。今でもすでにありますから、あとは精度の問題ですね。
★すると、採点はAIでということになります。AI対策をしたうえで、AIで評価のデータを作成する。そういう試験システムになるでしょう。
★ということは、ダイアローグからメタローグという高次対話能力と論理的思考力だけではなく、批判的で創造的な、つまりイノベーションを生みだせるような思考力が必須になります。
★それから、アントレプレナーシップ。高校3年間で、社会貢献型の何らかのツールアイデアや実際にアーティファクトとしてつくったものをプレゼンするのは口頭試問の時に必要になるかもしれません。
★入試日は、試験日ではなく、試験期間になるでしょう。同じ大学同じ学部を受験したとしても、友人と違う日にちに受験するということはあるでしょう。同じ問題はでないのですから可能です。
★すると、国立大学も複数受験ができるようになります。まあすべては妄想ですが、そう考えていくと、必要な教育は何か明快になってくると思います。まあ、今年の受験には全く関係ないのですが(汗)。
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