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2023年7月 5日 (水)

富士見丘 グローバルアントレプレナーシップの先進的プログラム

★富士見丘高等学校のサイトの新着情報に次のような記事があります。「高校2年生 グローバルスタディ演習②」。このプロジェクト型学習は8年以上前から行われていて、同校にとっては当たり前の光景です。グローバルな交流の中で、世界の人々と共に社会課題を解決することによって社旗貢献を果たすプロジェクト学習です。しかもハワイ大学や慶応義塾大学、ISSなどの高大連携も並行進化しているのです。富士見丘におけるグローバル教育は、多様性を受け入れ、国際交流をすると同時に、このようなアントレプレナーシップ育成まで行ってしまうプログラムが出来上がっています。

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(写真は同校サイトから)

★この記事には、グアムチームとマレーシアチームと台湾チームの活動の進捗状況が報告されています。引用してみます。

 グアムチームは、観光学をご専門とするハワイ大学の神末武彦教授によるオールイングリッシュの講義がスタート。この日はオンラインで観光プロモーションの手法や研究の基礎についてお話を伺いました。次回以降は、来日される神末教授に対面にてご指導いただき、探究内容を掘り下げていきます。

マレーシアチームは、現段階で関心を持つ社会課題についてグループで口頭発表を実施。指導を仰ぐ慶應義塾大学理工学部の伊香賀教授と公益財団法人地球環境戦略研究機関(ISS)の藤野先生から講評をいただき、今後の探究の方向性を固めました。

台湾チームは、日本と台湾が共通して抱える社会課題を中心に、解決を目指すべきと考えるテーマについてグループプレゼンテーションを実施。じっくりと先行研究に向き合った成果を発揮しました。

★もちろん、富士見丘の生徒は英語は堪能です。卒業時には最低でも全員英検2級は取得している程です。おそらく30%以上は準1級以上でしょう。

★さて、今年6月3日、文部科学省は、CICTokyoで、高校生等を対象としたアントレプレナーシップ教育の重要性の発信や、大学・自治体・産業界・学校現場等とのネットワーク構築を目的として、「EDGE-PRIME Initiative」キックオフイベントを開催しました。

★「EDGE-PRIME Initiative」とは「Exploration and Development of Global Entrepreneurship for Primary, Middle and High School Students Initiative」の略ですが、すでに富士見丘は、文科省が動き出す8年以上前に、グロバールアントレプレナーシップを実施していたということですね。凄い!

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