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2023年7月28日 (金)

21世紀型教育と現行学習指導要領の教育 この差異を共有していくことは可能か?

★2018年から現行学習指導要領が順次移行措置され、2022年に高校の本格実施を待って、現行学習指導要領は初等中等教育全体で本格始動し始めたわけです。現行学習指導要領が、これまでの学習指導要領とは決定的に違う主な点は次のようなことでしょうか。授業論がガラリと変わり、社会科の探究化が深化し、数理資本主義の動きをデーターサイエンスなどに包摂することになり、英語もグローバルな社会課題を英語で考えプレゼンしていくレベルに上がりました。国語も、ロジカルシンキングが前面にでてきました。そして、すべての授業、教育活動にICTが活用されるようになりました。そうそう探究というキーワードが新たに誕生しました。そして、それに伴い思考コードとかルーブリックというエンパワーメント評価も誕生したのです。

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★この学習指導要領のパラダイムシフトは、プラグマティズムと認知科学とMITメディアラボの成果などが大きく影響したことは、学習指導要領の随所にその痕跡が見られます。

★ですから、従来の学習指導要領の時代に、すなわち2011年ころからの話ですが、その時代の21世紀型教育という運動は、あたかも現行学習指導要領の予告編のような感じでした。

★ところが、現行学習指導要領が本格実績されている今日では、2011年ころから開発推進されてきた21世紀型教育は、教育システムとして現行学習指導要領を包含しながらそれ以上の教育であることが、推進校で了解されたのです。

★もはや20世紀型教育と21世紀型教育の比較研究ではなく、現行学習指導要領と21世紀型教育の比較研究をする時代になったのです。

★ということは、21世紀型教育という名前を変えたほうが良い時代になったかもしれません。

★しかし、なかなか良いネーミングが思い浮かびません。

★現状では公立21世紀型教育と私立21世紀型教育という違いを比較研究するということになるでしょうか。現行学習指導要領は、21世紀型教育システムに包含されているわけですから、そうなりますね。

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