第3回学校づくり研究会①~どんな研究会?
★一般財団法人東京私立中学高等学校協会は、東京私学教育研究所のメンバーがサポートする多様な委員会(理事長校長部会、教頭部会、初任者研修委員会、専門教育部会、etc.)の機会を会員校の先生方と創出しています。その委員会の1つ学校づくり研究会が先週土曜日3回目を開催しました。前回までは、今年のテーマについて大所高所からかつ生徒との関係性の課題などから議論していました。大所高所とか生徒との関係性の課題とかから考えるというイメージは次のような感じです。
★同研究会は、現状や時代の学校現象をしっかり見つめつつ、その現象に互いに影響する教育現象や世界で起こっている現象などまで幅広く対話します。そして、その背景にそれらを生成するシステムを分析統合していくわけです。そこまでは、教育を通しても見える部分です。もっともシステムについてはとても複雑で見えない部分もあります。そこを探っていくうちに、結局研究会の先生方は、時代を超えた根源的な倫理性や人間存在についても話が深まっていきます。そして、ここの部分が普遍的というわけではないことについては、委員の先生方は注意深いですね。
★それぞれ異なる教科の専門性を有している先生方が、ダイレクトに自分の教科に係る話もしますが、コンテンツベースではなく、そのコンテンツの背景にあるシステムや構造や時代性や歴史性やアート性などについてアカデミックに語り、何か一貫したものやことを見出す瞬間があります。
★哲学的でもあり、社会学的でもあり、科学的でもあり、芸術的でもあり、言語学的もであり、文化人類学的でもあり・・・。越境的対話が実に面白いですね。
★近代教育からポスト近代教育までのパースペクティブの話の広がりと、さらにその次の話にもなります。
★オープンな研究会で、委員でもなくても興味と関心があればオブザーバーで参加できる機会もあります。実際参加してくださる先生もいます。
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