帰国生の重要性 将来世代考慮の制度の必要性
★現在、多くの私立中高一貫校は帰国生を新しい考え方で迎え入れています。なぜ帰国生は大切なのでしょう。言うまでもなく、多様性の貴重な経験者であるからです。国内だけで生活していると、どうしても井の中の蛙何とかになりがちです。思い込みや先入観などいわゆるアンコンシャスバイアス払拭に刺激を与えてくれます。
★そして、将来世代考慮の制度は、まだ独立した法律になっていませんが、いろいろな分野でその必要性が問われています。私立中高一貫校は、先見性、先進性をバックキャスティングによって発揮しています。つまり、生徒の未来を見据えているのです。
★すると、当然、現在の国家間のルール上の摩擦などの問題解決が近い将来必要になってくることがわかるのですが、グローバル教育が実施されているとはいえ、対症療法的・短期的問題解決視野になりがちです。
★ところが、帰国生は、身をもってビザの問題、二重国籍の問題など悩みどうしたら解決するのか人生をかけて調べ、考えるキャリアの学びをすでにしているのです。
★帰国生の生の声に耳を傾けると、それは帰国生は気づいているけれど、国内生は自分にとって大事なことなのに、気づいていない、見えていないということがあります。そのままにしておくと、ことはルール、制度、法律の問題ですから、近い将来、いやすでに国際的関係でおいていかれてしまっている日本で生活をしなくてはならないということになりかねません。
★帰国生の声を聴くには、海外子女文芸作品コンクールの作品集「地球に学ぶ」を読みことをおススメします。(つづく)
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