« GLICC Weekly EDU 第133回「21世紀型グローバル教育の学びの環境」をつくるには帰国生・留学生・英語学習者がキー。 | トップページ | パウロ 森の教室Project 本格的に突き進む 地域連携とか社会実装とかアントレとか 結局フロンティア精神ですね。 »

2023年6月26日 (月)

益川弘如教授の探究活動の5レベルと思考コード

★先週の土曜日、サンシャインシティのコンファレンスルームで行われた研修で、益川弘如教授(聖心女子大学)が講演された資料の中に、「どこまで子供たちに活動を任せるのか 探究活動の4レベル」のスライドがありました。しかし、実際には、レベル0が設定されていますから、「探究活動の5レベル」です。資料によると、大島純教授(静岡大学), 千代西尾祐司教授(鳥取環境大学)が編者の「主体的・対話的で深い学びに導く 学習科学ガイドブック」を参考にして、益川先生が改変したということです。同書には益川先生も執筆しています。益川先生の講演のあとに本書を読んだので、理解が深まりました。探究やPBLなど「主体的・対話的で深い学び」にチャレンジしている先生方には最新の学習理論を一望できるし、痒い所に手が届く編集になっていておススメです。

51dg9ln7nxl_sy346_

★さて、その益川先生の探究活動の5レベルですが、観て驚きました。思考コードに重なるのです。図にするとこんな感じです。

Masukaw

★もちろん、益川先生が「調べる」という時、たんに文献やインターネットを調べてカット&ペーストするような調べ学習あるあるではありません。文献調査のみならず、フィールドワークやインタビューなども含め、なぜ、ほんとうにそうなのか、他にエビデンスはないのか、仮説はどうやって検証できるのかなど多角的に調べていく、いわゆるリサーチに近いものでしょう。

★ともあれ、思考コードは探究の深さの基準にも通じるということが了解できました。新たな気づきです。

|

« GLICC Weekly EDU 第133回「21世紀型グローバル教育の学びの環境」をつくるには帰国生・留学生・英語学習者がキー。 | トップページ | パウロ 森の教室Project 本格的に突き進む 地域連携とか社会実装とかアントレとか 結局フロンティア精神ですね。 »

創造的才能」カテゴリの記事

21世紀型教育」カテゴリの記事

中学入試」カテゴリの記事

創造的対話」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事

高校入試」カテゴリの記事