和洋九段女子 EE(Entrepreneur Exchange)Project ③ 深い対話は根っこの問いが開いていく
★和洋九段女子でビーラインドの仲野さんとえびちゃんs’、そしてteam amiが出会い、仲野さんファシリテートのもとプレイフルなグラマ体験をして対話をしました。そのあと、えびちゃんs’とteam amiが自分たちの活動をプレゼン。そして再び対話空間をつくっていきました。グラマ体験が1時間、全員で対話したのが1時間。没入と対話が短い時間のようでたっぷり充実した時間になりました。なぜか?簡単に言えば、深い対話がおこなわれたからです。
★このときの深い対話とは何でしょう。おもしろいのは、だんだん深くなっていったわけではないのです。初めから深い対話だったのです。もちろん、最終的には本質的な普遍的なおそらくケアリングの大切さにいきついたわけですが、改めて深いとは根源的なコンテンツに行き着くだけではなく、コミュニケーションのアプローチの中にあるのだと感じました。
★どういうことかというと、思考コードなどでいうA軸の知識や理解の領域でもとても深い対話になるのです。それは体験を楽しんだり、プレゼンを傾聴しながら、具体的状況をいろいろな角度から語り合っているところは実に深いわけです。
★グラマ体験で、ふくろの中にどれくらいの重さがあるかは、手の感覚でしかわからない。この具体的状況、つまり事実に驚いている自分たちは何に驚いているのだろうかと問うわけです。
★アプリでなくてボイスメモで機能は果たせるのに、アプリをつくることの尊さは何かとか、SDGsのスゴロクを継承するということはアップデートしようというチャレンジの中にこそあるとか。
★また、授業とこのようなゲームを通して学ぶことの違いとは何だろうかとか問うわけです。
★このような問いと自分の考えを披露していく連続体としての対話。やがて、事実の中で気づいた多くのことが最終的にはある共通のケアリングクラスへの道が開けるような話になっていくわけですが、その最終的なところは、もちろん深いわけですが、そのプロセスの一つ一つの問いが生まれながら対話が続いているのがなんとも感動的でした。
★このような対話ができるのは、こうしたartifactを創ろうと思ったときのきっかけにすでに大きな問いが根っこにあり、その根っこの問いは今回のメンバーはみな持っていたわけです。それが、対話によって開かれていくわけですが、そこから振り返れば、深い対話の根っこが最初にあったからでしょう。
★体験はその根っこの問いを見出すことでもあったのかもしれません。机上の学びでは、その根っこの問いを内面に見出すことはそう簡単ではないかもしれません。ところが、今回集まったメンバーはその根っこから歩み始めたのです。ここがPBL体験者のある意味強みですね。
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