AIの次に来るコト(1)私立中高一貫校ガイドブック<DISCOVER>とジョージ・ダイソンの本の共通点
★生成AIの話題がもの凄いのは今更言うまでもないですが、科学史家のジョージ・ダイソンが、さらにAIの次にくるものについて書いた本が最近翻訳されて発刊されています。おもしろいのは、ライプニッツの夢の30%しかAIはまだ達成していないのだという発想です。さらに私立中高一貫校のガイドブック<DISCOVER>と「AIはリベラルアーツが生み出している」という発想まで共通しているのです。
★古典的リベラルアーツは、自由七科で、「文法、論理、修辞、算術、幾何、天文、音楽」。ジョージ・ダイソンは、AIは最初の4つしか実現していない。まだ幾何、天文、音楽は難しいと。もちろん、幾何だって、天文だって、音楽だってできてしまうけれど、それはそれらのデジタル部分で、アナログ部分は難しいのだというのです。
★新しいアナログの時代がやってくるというのがジョージ・ダイソンの発想で、DISCOVERもリベラルアーツの現代化でそれに近い発想をしています。
★すでに落合陽一さんが、デジタルネイチャーの世界を描いています。
★こうなってくると人間のあり方そのものが変わるんですよね。
★サイボーグとか端子を脳に挿入するとかというのもあるかもしれませんが、実はホルモンの質が変わることによる人間や他の生物の変化です。遺伝子が人間や生物の外観を変えずに内的変容を生み出していくいくわけです。おっと、遺伝子はデジタルレベルですが。デジタルとアナログは切り離せないということでしょう。
★いずれにしても、人新生時代の新たな生物の進化の時代がやってきたと捉えたほうがよいのかもしれません。またまた妄想ですが(汗)。
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