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2023年6月28日 (水)

和洋九段女子 EE(Entrepreneur Exchange)Project ② ダイアローグからメタローグへ

★昨日のEEプロジェクト。第1セッションは、ファシリテーター仲野さんによるグラマ体験。プレイフル体験の中に織り込まれた対話は深い気づきの多いダイアローグそのもの。コミュニケーションのおもしろさと自分の想いが意外にも互いに通じない。気持ちは互いにわかっているはずなのに、ズレてしまう。理解が合うまでには、幾度も調整していくコミュニケーションが大切。そんなことをえびちゃんs’とteam amiのメンバーは対話していました。

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★ボードゲーム「グラマ」は生理的視覚の話ではなく、誰もが見えないコミュニケーションの内面の重要性に気づくコミュニケーションツールとして大事な役割を果たしていることを生徒はみな実感していました。

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★仲野さんの第1セッションが終わった後、それぞれのチームが自分たちが創ったりアップデートしたりしているアプリやボードゲームについてプレゼンして共有しました。3つの創作品は、起業的にはプロダクトですが、PBLではartifact(アーティファクト)と呼びます。プロジェクト学習の肝は、このartifactの創出ですが、3者ともきちんとこれを行っているのです。

★ですから、対話は、実にフラットに、互いのartifactのすばらしさをたたえたり、共通点や違いをナチュラルに話していきます。互いのartifactにこだわるのではなく、それらの未来の可能性や意味付けに話がシフトしていきます。モノとしては確かに違うけれど、いろいろな関係性を調整したり、結びつけたりするコンセプトレンズは同じではないか。ダイアローグがメタ次元に進みます。つまりメタローグに転換しているのです。

★一般に、探究学習では、最終的にこのartifactが創出される過程で終わります。つまり深い対話はダイアローグではありますが、今回の場合は、すでに互いにartifactは出来上がっているのですから、そこからさらに深くあるいは高次元へと進むメタローグになっているのです。

★未来が地球市民の世界になるには、このメタローグによる合意形成を創造するというのが肝心なのかもしれませんね。

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