21世紀型教育(01)完全21世紀型教育校「三田国際」の成果 教育即経営!
★21世紀型教育は、21世紀型教育機構の加盟校をはじめ、多くの学校(たとえば、サレジアン国際グループ)に普及しています。その中で同機構加盟校の「三田国際」は、完全21世紀型教育校です。そして、その成果は目を見張ります。同校が21世紀型教育をはじめて、今年2023年の春3期生が卒業しました。その大学進学実績をまずは見てください。驚愕すると思います。もちろん、同校自身は、進学実績について、よくあるように、ホームページトップで騒ぐことはありません。「キャリア教育」というカテゴリーを開くと、そこで公開されているだけです。それは麻布や桜蔭と同じですね。
(写真は首都圏模試の記事から。「世界標準の教育を実践する三田国際学園の第2ステージが始動!」)
★京都大学をはじめ、国公立大学は、19名(既卒者5名)、早稲田24(2)、慶應19(1)、上智31(4)、理科大12(1)、ICU6、GMARCH160(16)です。これらの大学の総数は、265名で、その内訳は、現役生が236名で、既卒生が、29名です。卒業生が163名ですから、現役生のこれらの大学合格実績のパワーは、236÷163×100=144.8%です。
★3期生の段階で、このような成果につながったわけですから、驚愕しないわけにはいきません。
★もちろん、これ以外の大学にも入っています。たとえば、医学部には、13名(2)合格しています。
★また、2020年~2022年までの海外大学合格者数は109名です。そのうち、UCバークレイをはじめとする世界大学ランキング100位以内の海外大学合格は21名です。200位以内にまで広げると43名です。日本の大学は、東大、京大、東北大学が200位内にようやく入っているぐらいですから、この成果は凄まじいわけです。
★2023年の卒業生の結果は、夏までには明らかになりますから、さらに驚きの結果となるでしょう。
★三田国際は、大学合格のためのいわゆる20世紀型受験勉強をしているのではないのは、もはや説明するまでもないでしょう。言語能力、思考力、イノベーション力、社会貢献力など、いわゆるコンピテンシーを育成する教育をベースに、中高時代に研究者や起業家、グローバルリーダーの素養を大学で即戦力になるほど豊かなウェルビーイング教育がなされています。
★なぜこのような教育が成り立ったのでしょう。それは組織開発と教育開発の経営と教育のシステムが一体化した他に類例がない教育経営戦略がとられたからだと思います。たとえば、MECEというロジカルシンキングの手法を、教育開発にも組織開発にもシェアした。そうすることによって、教育即経営という組織になっているのだと思います。
★トップダウンでもボトムアップでもなく、要はAI(Appreciative Inquiry)という最高の教育を教職員がイメージし続ける研修を行う。そのときにOSTを活用して、最高の教育を生み出す環境を、おそらく生徒も巻き込んで、トルネードクリエーションの風を起こす。
★これを授業では、PBLの中に埋め込む。こうして教育即経営になるのだと思います。もちろん、研修を拝見したわけではないですから、あくまでも、私の個人的な21世紀型教育成功方程式眼鏡で見ているだけですが(汗)。
★いずれ、21世紀型教育経営についてセミナーとかカンファレンスを21世紀型教育機構は行うでしょうから、そのときにまた明らかになるでしょう。2023年の21世紀型教育の動きは、いよいよ新次元に突入です。三田国際はその最高のロールモデルでしょう。
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