2024年大学入試(02)「探究学習評価型」 千葉商科大学 給費生総合型選抜に新設 高大連携と高大接続がかなり重なってくる時代か?
★大学ジャーナルON LINE2023/02/22で、千葉商科大学が「探究学習評価型」を新設という情報が掲載。学費が半額減免となる給費生総合型選抜の中に設置するようです。同記事によると、その理由は、「千葉商科大学では、高等学校の探究学習は、大学入学後の学びとの親和性が高いと考えている。
なぜなら、創立以来、変化する社会に対応しうる人材を輩出するため実学教育を理念としているからだ。アドミッション・ポリシーにおいても、探究学習で重視される要素が見て取れる。」ということです。
★同大学が想定している探究は、プロジェクト型で、調べ学習型以上の探究活動を想定しています。そして、実学志向がゆえに、SDGsに取り組む組織、エシカルエコノミーに取り組む組織、ウェルビーイング経済に取り組む組織が増えてきていますから、いかなる予測不能な事態にも対応できる思考力・判断力・表現力のみならず、「倫理観」も素養として必要だとアドミッションポリシーでは明快に設定されています。
★総合型選抜と探究学習のつながりがさらに明確になってくる時代ですね。
★受験勉強と大学の学びや研究は別という時代から、受験勉強と大学の学びや研究が連携する時代へという傾向が濃厚になるのでしょう。高大連携活動と高大接続の動きが1つになってくる可能性も見えてきました。
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