2023年首都圏中学入試動向(02)1月10日~12日の埼玉入試出願動向から見えるコト 転換激しい埼玉エリア
★本日は大学入学共通テスト2日目。受験列島ピークに向かっている日本。首都圏中学入試も10日から埼玉エリアから始まっています。同エリアでは、1月10日から12日までが中学入試の数が多いので、その出願状況を見てみましょう。前年対比順と出願人数順ベスト20位の表を並べてみました。
★両方にランクインしている学校を五十音順に並べると、次のようになります。
1浦和実業学園
2栄東
3開智
4埼玉栄
5昌平
6星野学園
7西武台新座
8大宮開成
9武南
10獨協埼玉
★50%が、前年対比も高く、出願者数も多いということですから、埼玉エリアで安定した人気を獲得しているのでしょう。80%は、大学進学実績を出すためのカリキュラム以上の革新的な教育をプラスアルファーして話題になっている学校です。
★出願数として1000人以上集めるわけではないですが、前年対比が飛躍的に伸びている細田学園などは、革新的教育改革を行って埼玉エリアでその評価を得始めています。
★このような革新的教育を総称して21世紀型教育と私は呼んでいるわけですが、埼玉エリアの私立中高一貫校は大きく21世紀型教育に舵をきっていると言えるでしょう。東大を頂点とする大学合格実績を出すことが第一義的なパーパスだった埼玉の教育が、その伝統を継承しつつ21世紀型教育に変わることは、首都圏においてのみならず日本の教育において、極めてポジティブに衝撃的なのです。
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